(1) 西春町及び中心市街地の概要
(2) 西春駅西土地区画整理事業 ■概要
■ 事業経緯
■事業スキーム
■換地計画と仮換地指定
(3)その他関連するとりくみ
(4)中心市街地活性化基本計画について
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Q:事業効率が高いように思うが…? A:当初は地区の面積が小さくて区画整理補助に該当しないため、公共管理者負担金対応としてもらった。区画整理の採択基準に該当する場合には、公管金制度を活用することはできなかった。その後、平成12年に、補助制度の見直しがあり、都市再生区画整理補助を導入することが可能となった。中心市街地活性化基本計画を策定することにより、重点地区となり、補助率が1/3から1/2にアップした。ちょうど、制度の狭間の中で公管金も区画整理の補助も両方を受けることができた。 Q:中心市街地活性化基本計画の成果としてあげられるものは大学連携といってよいか。また、それができた要因は? A:活性化基本計画を作っていなかったら、今年度の大学連携はなかったといえる。活性化基本計画策定の委員として名古屋芸術大学の先生に入ってもらったのがきっかけ。以前から、アートのまちづくりを進めており、名古屋芸術大学の先生とはつながりがあった。 Q:店舗の経営者の年齢層はどうか? A:高齢者が多い。ほとんどが高齢者で後継ぎもいない。整備後の姿は住宅地としての色合いが強くなる。 Q:町有地の活用はどう考えているのか? A:全体で2,000uあるが、300u以上のものが1箇所。駐輪場と交番を除くと、100uを超える土地は4箇所程度しかない。他は100u以下の小規模なもの。一般権利者の換地を優先してきた結果である。今になってなぜ集約しなかったのかという意見がでている。100u未満のものは隣接地に処分することとしている。 Q:借地借家の状態はどうか? A:借地11人、借家42人(商業10人)、商業10人の年齢は高齢。かつ昭和30年ごろからの家賃、地代安価なので借地借家の権利が強くなってしまっている。個人的には公有地をこれらの対策に使いたいと思うが…町有地の処分は難しい。 Q:小規模な町有地は買いたいという人に売ればよいのに、なぜ売れないのか? A:対象者を絞ることが難しい。また、町が土地を取得した時代は地価が高い時代だったこと、公共財処分をする際に公平性の原則を確保するのがむずかしいなど…。 Q:計画されている駅広はバスが入ってくるのか? A:現状はないが、大きさとしては可能なものである。 Q:西春としては駅前はむしろはずれ。師勝町と一体となったときに中心地となると思う。本来ならば師勝町と一体となって考えるところではないか。師勝町とあわせれば、7.5万人の人口の都市となり、その中心と考えられるのでは。合併の動きはどうか? A:活性化計画を策定する際、師勝町に委員に入ってくれるように頼んだが断られた。行政区の違いが支障となっている。合併については、西春日井郡として話はあるが、大きな動きとはなっていない。 Q:この地区の人は活性化をどのような形で望んでいるのか? A:まちづくりに関して他力本願的な志向が強い。大売出しができるような商店街ではない。 Q:この地区の人にとっては土地区画整理は良かったのか? A:老朽化した建物が多いので、減歩はあるが、建物補償があることをはメリットだと思う。本来ならば自己資金ですべて建替えしなければならないが、少ない自己資金で建替えが可能となった。 |