●小牧市制50周年記念ビデオの放映
●小牧市の中心市街地のスライドと説明
(1)小牧市の現況
- 小牧市は名古屋の北に位置し、高速道路のIC、JCT、県営名古屋空港などの交通の要所を抱えている。
- 伊勢湾台風以前は農業のまちであったが、その後工場誘致を行ったため中心部の周辺が工業地帯になっている。
- 市全体の人口、世帯とも増加を続けている。旧市街地では人口、世帯が減少する傾向があったが、地下鉄の開通によって平成12年から15年の間は増加に転じた。現在の人口は15万人を超えている。
- 最近4年間で9棟のマンション(計450戸)が建てられた。
- 小売販売額は平成9年度までは増加をしていたが、現在は伸びがない。
- 登録自動車数の伸びに合わせて大型店売り場面積シェアが伸びている。地下鉄の開通以前は自動車が増えると小牧駅の乗降客数が減っていった。
- 平成7年に策定された住宅マスタープランである小牧市住宅供給促進計画では持家と借家の比率(6:4)を目標にしていて、現状の比率もほぼその割合である。中心市街地を囲むように区画整理が行われているのだが、それは住宅マスタープランの重点地域でもある。
- 区画整理で宅地供給を行ってきた。3,000戸の県営住宅を抱えており、近年、建て替えによるシルバーハウジングの導入などが行われている。しかし、小牧市独自に特徴ある住宅施策は行っていない。
(2)中心市街地活性化の取り組み
- 小牧市中心市街地活性化基本計画を平成12年3月に策定した。
- A街区開発事業は、整備の必要性を感じているが暫定利用にとどまっている。平成13年に市役所の移転案もあがったが、移転の費用が建替えの倍の120億という試算や中心市街地の活性化につながるのかという批判に対し明確に解答が出せなかったこともあり、A街区への市役所移転は行われないことに決定した。
- 小牧三丁目地区第一種市街地再開発事業は完了したが、「民間開発計画」は一部権利者の反対で進んでいない。上新町地区整備促進事業の区画整理事業は進行中である。
- 山東地区整備促進計画は景観重点地域にも指定されている地区である。小牧駅と小牧山を結ぶ小牧市のシンボルロードでは地中化を行った。
- 商業等活性化構想図は商工会議所を中心にして策定したものであるが事業として明確に行われているものはない。
- 「一・六市」は20数年前に中止された市で、復活を検討しているが警察から道路の使用許可を得ることができていない。また市を行う人が高齢化してしまっているという問題もある。
- 計画策定時は5つあった商店街も、現在では1つになってしまった。
- 小牧駅と小牧山を結ぶシンボルロードは歩道の拡幅、地中化を行った。昭和62年ごろから進めた道路拡幅によって商店街が閑散としてしまった。以前のように一方通行にして、路上を駐車スペースにして欲しいという意見もある。
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