コース:
1.駅周辺の状況見学 => 2.八間通 => 3.寺町商店街(三八市) => 4.石取会館 => 5.歴史を語る公園 => 6.コミュニティパーク => 7.花街 => 8.住吉入り江 => 9.六華苑
参加者:   計9名
2002/ 9/28

今は閉鎖されているPAL

駅前ビル

コミュニティバス
近々、優良建築物等整備事業でマンションに生まれ変わる予定近鉄北勢線は市が負担金を出して存続。ただしJR駅乗入れは困難。操車場跡地にホテルを建設中。
100円。1日5本のみ運行

駅東アーケード街
意外に活気がある。

銀座商店街
こんな狭いアーケードも。

八間通り
駅側突き当たりでは、まちづくり総合支援事業を活用し、駐輪場整備。国道1号線以東は、自治体管路事業(自治省事業)により電線地中化。
   
三八市で賑わう寺町通り   /   乾物屋、魚屋が多い   /   商店街の端にはカートも
250mの間に50店の出店が並ぶ。
 寺町通りに面した「桑名別院本統寺」では、10月19日(土)と20日(日)に「桑名の殿様御台所祭」を開催。11月10日には、大山田ニュータウンから旧市街地まで歩くイベントも計画中。 ところで、この「桑名別院本統寺」にある親鸞の像。鋳物製で全部で6体造られた内の1体、もう1体は広島にあったものが戦後ニューヨークに運ばれ、平和のシンボルに。そこで今年の9/11(同時多発テロのあった日)に、ここ桑名でも平和の祈りが捧げられた。あと4体はいずこに・・・
 
外堀跡

歴史を語る公園
三之堀に沿って、日本橋から五条大橋までが模してある
身近なまちづくり支援街路事業(歴史的環境整備地区)により整備予定。
 
石取会館

三之堀
元々は船揚場で、この位置で鉤型に曲がっている。船は違法ではないが放置されており、問題視する意見もある。
 石取祭りの山車を展示。建物は元四日市銀行

春日神社
 
隅櫓風の水門管理所を工事中
青銅製の鳥居。そのたもとには「しるべ石」。石柱に掘られた「たずぬる方」に迷子の名を、「おしへる方」に所在が書かれる。
七里の渡しの鳥居。20年に一度、伊勢神宮一の鳥居が再利用される。
 長良川河口堰の関連で堤防と水門を工事。河口堰完成後、シジミや白魚の漁獲量が激減したとか。
 七里の渡しも堤防の中に。
七里の渡し 
 
住吉入り江   /   西諸戸家
 
六華苑 ジョサイア・コンドル設計

右「美の多賀」
左「すてんしょん」の文字が
桑名って、お堀跡、七里の渡し跡、本陣跡、美濃路や東海道も基本的に「跡」、そしてはまぐりもほとんどが輸入ものということで、今はなき幻影を追いかけている街だな、と感じました。町自体は戦災で燃えつくしてしまったので、唯一残った諸戸邸「六華苑」が見るべき文化財ですが、それでも特別にすごいというわけでもない。もちろん桑名にあるということはすごいですが。
桑名って、かなり積極的にハード整備を進めていると感じました。再開発事業、まちづくり総合支援事業、歴みち事業(今はまち総の一部でしたっけ)、シンボルロード、優良建築物等総合整備事業・・・。で、市財政がこれに見合うほど豊かかというと、「自治体管路事業で地下埋設を行い、交付税をたんまりもらった」という言葉にあったとおり、交付税受給団体。
三重県に限らず、財政状況の厳しい交付団体の県市町村ほど、ハード整備、ハコモノ整備に積極的で良いものができている、という印象があるんですが、このあたり、補助金制度や交付税措置をうまく使って、使ったもの勝ちみたいな印象を受けます。


第19回部会議事録
「桑名市の中心市街地について」