3.4.1 オプション ヘッダの標準フィールド(イメージのみ)

オプション ヘッダの最初の9つのフィールドは、標準フィールドで、COFFのあらゆる実装において定義されています。これらのフィールドには、実行ファイルのロードと実行を行うために役立つ一般的な情報が含まれています。

オフセット サイズ フィールド 解説
0 2 Magic イメージ ファイルの状態を識別するための符号なし整数。もっとも一般的な値は8進の0413(0x10B)で、通常の実行ファイルであることを表します。0407(0x107)はROMイメージを表します。
2 1 MajorLinkerVersion リンカのメジャー バージョン番号。
3 1 MinorLinkerVersion リンカのマイナー バージョン番号。
4 4 SizeOfCode コード(テキスト)セクションのサイズまたは複数のセクションがある場合には全コード セクションのサイズ。
8 4 SizeOfInitializedData 初期化されたデータ セクションのサイズまたは、複数のデータ セクションがある場合にはそれらすべてのセクションの合計。
12 4 SizeOfUninitializedData 初期化されていないデータ セクション(BSS)のサイズ、または複数のBSSセクションがある場合には、それらすべての合計。
16 4 AddressOfEntryPoint 実行ファイルがメモリにロードされたときの、イメージ ベース相対のエントリ ポイントのアドレス。プログラム イメージの場合は、これは開始アドレス。デバイス ドライバの場合は、これは初期化関数のアドレス。DLLではエントリ ポイントはオプション。どれも存在しない場合は、このフィールドは0になります。
20 4 BaseOfCode メモリにロードされたときの、イメージ ベース相対のコード セクションの先頭アドレス。
24 4 BaseOfData メモリにロードされたときの、イメージベース相対のデータ セクションの先頭アドレス。


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