5. 他のファイル内容

これまで説明してきたデータ構造は、オプション ヘッダまで含めて、すべてファイル(あるいはファイルがMS-DOSスタブを含むイメージである場合にはPEヘッダ)の先頭からの固定オフセットで配置されます。

COFFオブジェクトまたはイメージ ファイルの残りの部分には、必ずしも何らかの特定のファイルオフセットに配置されるわけではないデータのブロックが含まれます。その配置は、オプション ヘッダまたはセクション ヘッダ内のポインタによって定義されます。

アーキテクチャのページ サイズ(Intel x86とMIPSでは4K、Alphaでは8K)よりも小さなSection Alignment 値(オプション ヘッダの説明参照)を持つイメージは例外です。この場合、セクション データのファイル オフセットには次節で説明する制約があります。もう1つの例外は、属性認証とデバッグ情報はイメージ ファイルの最後に置かれなければならないことです(属性認証テーブルはデバッグ セクションの直前に置かれます)。これはローダがこれらをメモリにマップしないためです。この属性認証およびデバッグ情報についての規則は、オブジェクト ファイルには適用されません。


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