5.7 属性認証テーブル(イメージのみ)

属性認証は、属性認証テーブルを加えることによってイメージに結び付けられます。さまざまなタイプの属性認証があります。各認証タイプの意味と使用法は本文書では触れません。それについては、the Microsoft Distributed System Architecture, Attribute Certificate Architecture Specificationを参照してください。

属性認証テーブルはイメージの最後に追加されます。その後に続くのは.debugセクションだけです(.debugセクションが存在する場合)。属性認証テーブルには1つまたは複数の固定長のテーブルエントリが含まれており、これらはオプション ヘッダ データ ディレクトリ リスト(オフセット128)の認証テーブルフィールド経由で見つけられます。このテーブルの各エントリは対応する認証の開始位置と長さを示します。このセクションには各認証ごとに1つの認証テーブル エントリがあります。認証テーブル内のエントリ数は、認証テーブルのサイズ(オフセット132にあります)を認証テーブルのエントリのサイズ(8)で割ることにより求められます。認証テーブルのサイズが含んでいるのはテーブル エントリの分だけで、そのテーブルエントリが指す実際の認証ではありません。

各テーブル エントリの形式は次の通りです。

オフセット サイズ フィールド 解説
0 4 Certificate Data 認証データへのファイル ポインタ。これは常に octaword 境界に合わせられたアドレスを指します(つまり、8バイトの倍数で下位3ビットはゼロ)。
0 4 Size of Certificate 認証のサイズ(バイト単位)を示す符号なし整数。

認証は常にoctaword 境界から始まります。認証の長さがoctawords の偶数倍でない場合には、次のoctaword 境界までゼロで埋められます。しかし、認証の長さはこの埋め文字を含まないので、 認証ナビゲーション ソフトウェアは必ず次のoctaword を進んで別の認証を見つけなければなりません。


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