6.1 .debugセクション

.debugセクションは、オブジェクト ファイルではコンパイラによって生成されたデバッグ情報を含めるために使われ、イメージ ファイルでは生成された全デバッグ情報を含めるために使われます。このセクションは、オブジェクトおよびイメージ ファイルにおけるデバッグ情報のパッケージ方法を記述します。CodeViewデバッグ情報の実際の形式はここでは説明しません。次の節ではデバッグ ディレクトリの形式を説明します。デバッグ ディレクトリはイメージのどこにあってもかまいません。以降の節では、オブジェクト ファイル内でデバッグ情報を含む「グループ」について説明します。リンカのデフォルト設定では、デバッグ情報はイメージのアドレス空間にマップされていません。.debugセクションはデバッグ情報がアドレス空間にマップされたときにだけ存在します。


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