6.3.5 エクスポート名テーブル

エクスポート名テーブルはエクスポート名ポインタ テーブルによって指し示される実際の文字列データを含みます。このテーブルの文字列はパブリック名であり、他のイメージによってシンボルをインポートするために使用されます。これらのパブリック エクスポート名は必ずしもシンボルがそれ自身のイメージ ファイルおよびソース コードの中で持っている(プライベートの)シンボル名と同じではありませんが、同じであることもあります。

エクスポートされたシンボルにはどれにも序数値があります。これはエクスポートアドレステーブル(および序数ベース値)への単なるインデックスです。しかし、エクスポート名の使用はオプションです。エクスポートされたシンボルの一部または全部にエクスポート名があります。どのシンボルにもエクスポート名がない場合もあります。エクスポート名を持つ、エクスポートされたシンボルには、対応するエントリがエクスポート名ポインタテーブルとエクスポート序数テーブルに対応するエントリがあり、これらが協動してそれぞれの名前と序数を結び付けます。

エクスポート名テーブルの構造体は、一連の可変長のASCII文字列からなり、各文字列はヌルで終わります。


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