インポート情報はインポート ディレクトリ テーブルで始まります。このテーブルはインポート情報の残りの部分を記述します。インポート ディレクトリ テーブルはDLLイメージ内のエントリ ポイントは割り当てられた参照を解決するために使用されるアドレス情報を含んでいます。インポート ディレクトリ テーブルはインポート ディレクトリ エントリの配列からなります。各DLLにつき1つのエントリをイメージは参照します。最後のディレクトリ エントリは空です(ヌル値で埋められています)。これはディレクトリ テーブルの終わりを示します。各インポート ディレクトリ エントリの形式は以下の通りです。
オフセット サイズ フィールド 解説 0 4 Import Lookup Table RVA (Characteristics) インポート ルックアップ テーブルの相対仮想アドレス。このテーブルは各入力の名前または序数を含んでいます(名前Characteristicsは、WINNT.Hで使われていますが、もはやこのフィールドにはそぐわなくなっています)。 4 4 Time/Date Stamp 結合されるまではゼロがセットされています。結合後はこのフィールドにはDLLのタイムスタンプがセットされます。 8 4 Fowarder Chain 最初のフォワーダ参照のインデックス。 12 4 Name RVA DLL名を含んでいるASCII文字列のアドレス。このアドレスはイメージ ベースに対する相対アドレスです。 16 4 Import Address Table RVA (Thunk Table) インポート アドレス テーブルの相対仮想アドレス。このテーブルの内容はイメージが結合されるまではインポート ルックアップ テーブルと同じです。