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Visio® オブジェクト モデルで公開されているプロパティだけでなく、Cell オブジェクトに含まれている数式を使用することによって、Shape、Style、Page、Master、および Document オブジェクトを制御することができます。シェイプシート (ShapeSheet®) ウィンドウでセル内の数式を表示したり、入力したり、編集したりするのと同じように、図形に属する Cell オブジェクトの数式を取得したり設定したりすることができます。この機能をフル活用するため、オートメーションの開発にあたっては、Visio エンジンでスマートシェイプ (SmartShapes®) 技術によって提供される機能を十分に理解する必要があります。シェイプシート ウィンドウ内の数式で実行できる処理は、すべてプログラムでも実行可能です。
図形の数式セクションおよび行全体を操作することによって、図形をより大幅に変更できます。たとえば、[図形座標] セクションを追加したり、頂点を削除したり、線を円弧に、または円弧を線にといった図形要素の種類の変更などができます。
重要 セクション、セル参照名、およびセクション、行、セルのインデックス定数の一覧表については、「付録 B シェイプシートのセクション、行、セル インデックス」を参照してください。また、Visio タイプ ライブラリで VisSectionIndices、VisRowIndices、および VisCellIndices を検索して、インデックス定数とその値を確認することもできます。
この章では、Shape、Style、Page、Master、および Document オブジェクトに属する Cell オブジェクトの数式を自動化する方法について説明します。また、プログラムからセクションおよび行を操作する方法についても説明します。Visio の数式の使用方法の詳細については、「第 4 章 Visio の数式」を参照してください。
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