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第 20 章 Visio ソリューションとデータの統合

Visio® には、図面とデータベースのような他のデータ ソースを組み合わせたソリューションを開発する場合に有用な、データを図形やページに関連付ける機能が用意されています。カスタム プロパティやシェイプシート (ShapeSheet®) のユーザー定義のセルを使用することで、データとシェイプを関連付けすることができます。また、一意な ID を使用し、図形と関連する外部データとの関連付けを確実なものにすることができます。また、多様な Visio プロパティを使用して、図面、ページ、マスタシェイプ、ショートカット、シェイプやテキストのデータを保存できます。

この章では、上記の図面とデータの関連付けに加えて、図面からのデータ抽出、および外部データからの図面作成処理を行うコード例についても説明します。この 2 つの処理は、Visio アプリケーションと他のアプリケーションのデータを利用するソリューションの開発において、最も一般的なものです。この 2 つの例では、Visio ソリューションでデータを統合する一般的な方法を紹介し、どのようなソリューションを作成することができるのかを開発者に示します。

この章の内容...

セクション 1   オートメーションを使用したデータと図形の関連付け

セクション 2   データを保存/検索するための Visio プロパティ

セクション 3   Visio 図面からデータを抽出するためのコードの作成

セクション 4   データから Visio 図面を作成するためのコードの作成

セクション 5   Visio ソリューションとデータベースの統合

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