五行図による安田式四柱推命学(五行推命)に関する情報サイト
「天戦地冲」は、二つの柱の干支、又は四柱の干支と行運(大運・流年)の干支が、
天干地支ともともに尅し合うことを言います。即ち天干五行の陽と陽、陰と陰が尅しあい、地支が冲尅している場合を
いい、最悪の尅とされています。この「天戦地冲」は@相性やA行運、B変通星の相尅の度合い等を見る場合に用いら
れる看法です。
【1】相性
「天戦地冲」は、特に相性でよく用いられ、二人の日柱が天干地支ともに尅し合っている場合、相性では最悪(凶)
とされているものです。
例)【相性の場合】
日 日
庚 ←→甲
子 午
【2】行運(大運・流年)
「天戦地冲」の関係に注目して、命式中と行運との天戦地冲を看る場合、特に日干との天戦地冲を最も重要視します。
その場合に起こる現象として下記の四つが挙げられています。
@挫折運
A配偶者との生死別
B家族との不和・生死別
C死に至る病や事故
例)【流年との天戦地冲】
流年 日
丙 ←→庚
午 子
★7回目の大運に注意
7回目の大運には注意が必要です。その理由は、7回目の大運は必ず、月柱の干支と「天戦地冲」の関係となるから
です。勿論、それがどの程度の凶意になるかは、月柱の如何と命式五行の如何によりますが、天干が尅し合い、同時に
地支も冲尅するわけですから、波乱が予想されます。例を挙げれば、日干が「己」で月柱が「甲辰」である場合、順行
7回目の大運は「庚戌」となり「天戦地冲」となり、月柱:甲辰正官衰と大運:庚戌傷官養が尅し合うこととなります。
【3】変通星の尅し合い
変通星同士の尅し合いの度合いを見る場合にも、それが「天戦地冲」となっている場合には強い尅しあいであると判断
することができます。特に、変通星の並びの中で「倒食」となるものには注意が必要です。「倒食」とは偏印が福禄の星
である食神を尅して壊してします、星の並びをいいますが、これが更に「天戦地冲」となれば尅し方が激しくなります。
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