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●絵を描くにあたっての心構え●

 絵を描きたいと思っても自分には才能が無いとか、どう描いて良いか分からないという方は多いと思います。よく言われる絵の導入として、好きな作家、画家の模写をしろと言います。これは確かにそうなのですが、ちょっと説明が足りないように思います。これは何も絵に限った事ではないのですが、まずその作家、画家の絵が何故良いのか、好きなのかを自分なりに探して欲しいのです。ただ漠然とこの絵良いなぁ、と思っているだけでは得られるものは少ないはずです。要するに観察眼を養って欲しいのです。

 そして、これも重要ですが、描いた絵を見てそれのどこが良いのか、悪いのかを認識し、悪い部分をどう直したら良いのかを確認するのが重要です。実際それを自分で発見するのは容易ではないです。(そのためにこのHPのような所があるのですが)他人に観てもらって感想を貰うというのは重要な事です。

 しかし、それが単なるなぁなぁの誉め言葉だけでは上達はあまり望めないでしょう。誉めてもらうことによる気力の充実を否定する気はありませんが、そんな根性論だけで上手くなれるほど絵の世界は甘くないでしょう。
確かに全く絵心の無い人や、自分から見てあまり絵の上手でない人から指摘されるのは良い気分はしないでしょうが、言われるのにはそれなりの理由があるのですから頭ごなしに文句言ったり、軽くあしらったりするのでは成長は望めません。そこに理由がある以上受け入れるべきなのです。キツイ言い方ですが、それができないような人はこのHPに来て欲しく無いです。

 あと、やはり絵というのは感性の産物でもあります。ですから、気分の滅入ってる時や気力の充実していない時に描くのもあまり薦められません。(プロの方はそうも言ってられないでしょうが)視野を広く持ち、感性を磨く。これもまた上達への重要な要素です。

 

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