当教室では、1981年より「グローバー教育ライブラリー」を入門書の主軸にして「バイエル・メトードローズ・チェルニ−100番」を原則的に廃止いたしました。 |
はい、ほとんどのピアニストは間違うと言っても良いでしょう。ただし、つっかかりみたいな間違いではなく、音を外すいわゆる「ミスタッチ」がほとんどです。しかし、レコードやCDでの演奏はスタジオなどで何度も録音し、ミスしたところに正しい音を入れ直しして作りますので、素晴らしいものになるわけなのです。 |
当教室は、10年ほど前までコンサートは年1回でした。そして名前も「発表会」でスタートし、全員参加をたてまえとしました。曲目は一切私どもがお膳立てし、数カ月前からその曲を中心に練習させるというごく普通のやり方でした。世間体を気にするあまり、どうしても生徒の実力を大分越えた曲を与えてしまう傾向に走り、そのため本番ではつっかかりなどのミスをする生徒が大変目立ちました。でも、まあそれは仕方無いものとして数年経過しましたが、その間他教室の発表会を数多く見て歩くうちに、同じように背伸びさせられた生徒たちが、たどたどしく弾いている姿を見るにつけ、「いったい、この子たちは本当に自分から喜んで弾いているのだろうか。先生からもらった曲だから文句一つ言えないで弾いているのではないだろうか?」という素朴な疑問を抱くようになったわけです。 |
生徒に宿題曲を与える時、入門期のほとんどの生徒には次の曲の練習のポイントやメロディーの階名唱をさせてから帰すようにしていますが、そのアドバイスやお手伝いの度合いなどは生徒一人一人みな違います。基準になるのが直前の宿題曲の譜読みの早さや正確さそして表現力ですが、この判断には私どもも大変神経を使います。めったにこの判断に見誤りは無いのですが、 ♪∴∵¨.......................... もどる |