<SC-88のヴァイオリン[40]の n による波形変化>

(グラフの補足説明):
 横軸:時間(秒)
 縦軸:測定した電圧(V)
 青い点:測定ポイント
赤い線:隣り合った測定ポイントを結んだ線
四角の中の数字: n の値

1) 比較的長い時間で見る波形の n による変化
SC-88ヴァイオリンn=0,63,76(1)
 i) おおまかな形について

 全体的な傾向としては n の増加とともに,立ち上がりが遅くなっていることがわかるくらいで,これらのグラフからは細かいことはよくわかりません。

 ii) 音が十分大きくなった時間 Tat について
SC-88(ヴァイオリン)n-Tat
 Tat は必ずしも実際に聞こえる感じとしての「立ち上がり時間」を反映しているとはいえません。なぜなら,発音直後のようすはそこには反映されないからです。
 しかし, n と Tat の関係はある程度参考にはなると思いましたので,右のようなグラフを作りました。なお,ここでは縦軸を対数目盛りにしました。

2) 発音直後付近の波形の n による変化
SC-88ヴァイオリンn=0,63(2)
 次に発音直後を詳しく見たものが次のグラフです。
 n = 0 〜 62 では波形がほとんど同じでした。これが n = 63 になるとグラフのように急に発音直後の部分が小さくなりました。このことは音の立ち上がりが「丸み」を帯びてくることを示しています。





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