<はじめに> MIDI音源に組み込まれている音色を変えるときには,多くの場合,NRPN(ノン・レジスタード・パラメーター・ナンバー)を使います。 ここでは,バイオリン[40]([0]ピアノから始まるプログラムナンバー)のアタックタイム(音の立ち上がり時間)を変化させるためのパラメーターを変えたときに,実際の音の波形がどう変わるかを調べてみました。 <今回調べた音色グループ>
音源の設定および発音する音の条件はすべて, + (各種リセット[GS,XG]) + (ボリューム 127) + (プログラムチェンジ 40) + (パン 127[めいっぱい右]) + (デジタル効果なし) + (コントロールチェンジ[c.c.]99-値-1) + (c.c.98-値-8[ビブラートレイト]) + (c.c.6-値-0) + (c.c.98-値-9[ビブラートデプス]) + (c.c.6-値-0) + (c.c.98-値-100[ディケイタイム]) + (c.c.6-値-127) + (c.c.98-値-99[アタックタイム]) + (c.c.6-値-[変化させるパラメーター(以降この値を n とする)]) + (ノートナンバー69 ベロシティー 80) + (十分な長さのゲートタイム) としました。 発音された音の波形のデータは,各音源のラインアウト端子のR(右)からの出力に 47 kΩ の抵抗をつなげたときの抵抗の両端の電圧をアナログ/デジタル(A/D)変換器を通してノートパソコンに取り込むことによって得ました。( A/D変換器とノートパソコンは,研究室(1)と同じものです。ただし,A/D変換器のサンプリング周波数は,n = 100,127 のときは10 kHz,その他のときは16.6…kHz。) ![]() なお音源本体のボリュームは,n の値によらず,音源本体ごとに常に一定(最大)にしました。また「ノートナンバー69」の音は右図に相当します。 <結果> 測定結果は,4つの音色グループについて,主に以下の2点でまとめました。
4つの音色グループそれぞれについての結果は次の別ページに記載します。
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