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 0.はじめに

 離散値フーリエ変換 (DFT; Discrete Fourier Transform) を定義式((A-1):後述)からそのまま計算するのは,計算量が膨大となり,実用的ではありません。

 そこで,この計算を効率良く行うための様々な『式変形』が考えられていて[→A. 参考文献など (2)],そのような計算法は,高速フーリエ変換 (FFT; Fast Fourier Transform) と呼ばれています。

 ここでは,かなり限定されたものではありますが,『こんな考え方で計算してはどうか』というものを述べてみました。ここでの内容を踏まえた上で,他の参考文献などを読むと,それらがより一層理解しやすくなると思います。

 なお,計算プログラムの作成方法や具体例は,ここではほとんど述べられていません。それらについては,[A. 参考文献など (2)] などを参考にして下さい。

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