過去の質問

 

 

1月27日

Q.やっぱりちゃんと先生に習うべきでしょうか?
(by またもやNさん)

毎度メール有難うございまする。似た質問結構あるんですが無責任にも必要と感じればとかきました。ですが率直に申しますと、わかりません。必要とかんじればといっても例えばアイリッシュをやりたいと思ってクラシックの先生に習ってもアイリッシュで使うテクニックはまた違うもんなんで知りたいことが教えてもらえなかったりするんですな。で、私はクラシック畑の人間なのでやっぱり何かしようと思っても教えてくれる人はいなくて結局耳コピ、つまりCDが先生なわけなんです。クラシックやっていたことは確かにかなり役に立ちましたが録音聴いてクラシック丸出しな音でひいていた事考えるとデメリットもありますんやね。うーん、ということで習いたかったら習いましょう、ただし知りたい事を習えるかどうかはわかりませんということで。すんません。ちなみにアイリッシュでもこの人なら教えられるでしょうという人が1人います、クラシック畑の人ですが。私じゃありません。

 

1月15日

無理矢理更新

Q.ライブのとき弓のもちかた変やったように思う。それとライブ中にお酒飲むんですか?
(by Nさん)

ライブ来ていただいておおきにです。更新ネタに無理矢理使わせていただきました。もち方は確かに変です。アイリッシュをやるとき私はかなり親指を立てます、そうすると通常の場所を持つと私の指の形だと親指の爪が弓にくいこんで弓を傷めてしまうんですな。そこで持つ場所をずらして皮巻きの部分をもつようにしたわけです。だからもち方が変にみえるわけです。

酒ですか、みんな飲みます。ただし私は酔うとひけなくなるんで飲みません。私が飲んでたあれは焼酎ではなくミネラルウォーターです。Nさんにはステージでのタバコは感じ悪いとも指摘されていますがうーんどないしようか?

 

12月21日

Q.サイレントヴァイオリンはダメですかね?
(by Y氏、Nさん)

どう使うかが問題でしょうね。メールいただいた両氏とも同じ某国産のを練習のメインに使っておられるようですが、いくらヘッドフォンで聴きながらひけるとはいえ音程を確かめる程度にしか役に立たないので下手をすると右手に悪い影響をあたえる場合があります。普通のヴァイオリンで試してみればわかると思いますが、ミュートをつけた状態で長時間ひき続けた後にはずしてひいてみると音がかなりあれていることが多く、つまり弓の感覚が狂ってしまうということです。音を出す感覚は結局音の出る楽器でないとわからないということですね。エレキギターとアコースティックギターが別のものであるというのと同じようにヴァイオリンも別物と考えるのがよいかと思います。練習に使う場合、音の出せない時間に左手の練習のつもりでひくぐらいがよいのでは。いっそヴァンヘイレンカラーにして目立ってしまいましょう。アメリカには名前忘れたけどメヴィメタヴァイオリンの人もいてフライングVヴァイオリンとかうれしがりなことやってます。関係無いですがスタインバーガーのヴァイオリンが欲しい。

12月1日

Q.弦は何を使うのがいいですか?
(by Barさん /婆さんってか)

具体的にブランドを知りたいようでした。弦は楽器によって合う合わないがあり、何がいいとはいえません。クラシックをやるならやはりガット弦がいいのですが初心者がガット弦を使うと悲惨です。ガット弦はやたらと伸びるためチューニングがすぐ狂います。また、私のように手にやたら汗をかく人はすぐ切ってしまったり巻きがはがれてきたりします。ただ、やはり音は文句なくガットがよろしい。ピラストロというメーカーならオリーブのリジットというのが巻きが固くタイトな音が出、得にG線は抜群です。値段も抜群でちゃんと覚えてないですが1セットで私のMacのメモリを増設できます。少し安いのでオイドクサというのがあります。A線はオリーブより好きな音がしますが製品むらがあり、よく切れます。これよりグレード の低いガット弦は私が使った楽器ではまったく鳴りませんでした。現在私が使っているのはドミナントというナイロンガットを芯に使っている弦で近鳴りするんですがまあ使いやすいんで・・。ピラストロにもナイロンガットの弦はありますが私の楽器にはあわないんでつかってません(つかっている人はたくさんいます)。
Barさんはブルーグラスをやりたいそうなんですがそれならスティール弦でじゅうぶんじゃないかと思います。というのもガットやナイロンガットの弦は太いんでややレスポンスがおそくブルーグラスのようなものならどちらかといえばスティール弦のほうがいいでしょう。ちなみに私はアイリッシュのときもドミナント はってます。

 

11月27日

Q.・・・で、1年たっても1巻が終わらないのってやっぱりおそいんですか?
(by ?さん)

何年か前に面接だけに来た人が言ったセリフです。友達と一緒に習っているんだそうで主婦だそうです。最初2人一緒のレッスンだったのが個人に切り替わり、友達はさっさと進んでいるのに自分は1年たってもスズキの1巻が終わらないという話。年令的に限界かという内容で(何歳かわかんない)自分の先生にも聞いたそうですがあまりとりあってくれなかったそうです。「毎日練習してます」とのこと。私は彼女へ返答の中で「好きでやっているのに人と課題の進みを比べるのは愚」と言いました。例えばレッスン記のなかでとりあげてる学生なんかは私の生徒の中では異様に速い進み具合ですが、まず条件が年齢的なもの以外にヴァイオリンを始める前に他の楽器を長くやっていたりとかなり有利。他の楽器をやっていたということは音感だけでなく練習のしかたを知っているという強みがあるわけなんです。Eさんの友達にしても有利な条件を持っているかもしれないし、Eさん自身変な競争意識のせいで有効な練習ができていないかもしれません。まずはヴァイオリンをひくのは課題を速く進めるためではないはず。先生にすれば先に進めるより今そこでじっくりやる事のほうが大事とみて先へ行かないんでしょうから変なあせりはやめましょう。それに1年でスズキの1巻が終わらないから遅いとは私は全然思いません。何をそんなに思いつめる必要がありましょうや。私の生徒?そらそんなんは普通です。ジメーっといかずパッパラパーに行きましょう。だいたい年齢的にどうのっていっても子供が7歳って言ってたんでまだ若いのんちがいますの(当時は)。ま、元気づけたつもりだったんですが私のジーパンに長髪無精髭というヘタすれば大昔のヒッピーみたいないでたち(今でもそうですが)がアカンかったのか関西弁がアカンのか私のところへは来ませんでした。

11月22日

11月19日の捕足:各指の役割について

 右手の話の続き。一応の各指の役割について書きます。ただ、これは絶対的なものではない事と持ち方によってはかわる場合があることは理解しておいて下さい。

親指:弓をささえる。人さし指とともに圧力の調整をする。他の指の働き、特に圧力、軌道の調節に対して支点として働きます。テコの感覚ですな。

人さし指:弓に圧力を加える。軌道の調節をする。親指を支点として圧力をかけます。軌道は基本的に駒によせる働きをします。指板側には働きません。持ち方によってこの指を持つ指に選択する場合がありますが私はつかいません。

中指:親指とともに弓を持つ。指にからめるといった感じ。

薬指:軌道を調節する。持ち方にもよりますが中指のように持つ働きもします。圧力の調節に直接かかわる場合もありますが私はあまり実感していません。

小指:圧力を調節する。親指を支点に弓先を上げる、つまり圧力をゆるめる働きをします。ほとんど弓の下部でしか使いません。弓の根元での運動では最重要。

 多少持ち方の違いで役割が少しかわります。

11月19日

Q .どうしたら親指を曲げて安定して持てるのか、コツがあったら教えてください。
(by mieさん:掲示板参照)

 うーんコツですか。うへー、文章では説明しにくいのとコツは経験でしかつかめないですからねえ。ああスキャナかデジカメ、せめてペンタブレットでもあればマシな説明できるかもしれないですが・・・貧乏がうらめしー。
親指だけではなく全部の指の役割を把握しておくと良いのですが更新ネタをとっておくというスケベ根性丸出しで今回は触れずにおきます。まずは親指のあてかたから考えていきましょう。一応教則本の写真なんか見ながらが良いでしょう。多くの人が勘違いしやすいのが親指の弓にあてる部分です。指が伸びてしまうほとんどの人は指の腹が上を向いて木にべったり接しています。一見接する面積が大きいので安定するように思いますがこうすることで弓をつまんで持つ格好になり、他の指も固くなってしまいます。そのままのあてかたから指を曲げても結局つまんでいることにはかわりなく持ちにくいためもっと固くなってしまいます。実は親指が弓の木に直接あたる面積はすごく小さく、指の腹はフロッグ(毛止め)にひっかけるようにあてます。自然、木にあたるのは指の側面に近いところがあたることになり、弓はそこにのせている感じというか持ち上げている感じ。そうすればダウンは横にひっぱるのではなく親指をひっかけて縦にうでを伸ばしていく感じで、アップはひっぱりあげる感じで動かせるはず。もちろん他の指も影響するんで親指のあてかただけでうまくいくわけではありません。
 次に どう曲げるか。曲げる目的は指が弓の動きに対して指全体がアクティブに反応できるようにするため。簡単にいえばクッションですな。だから指を曲げても固い状態ならまったく意味はありません。「く」ではなく「へ」というのはそういう意味でしょう。曲げるのではなく曲っているとでもいいましょうか。例えば全部の指先がつくように軽く机の上にでも手をのせてみて下さい。各関節が柔軟であれば押すと角の無い動きで手の甲が沈むでしょう。指を伸ばしてやってみるとつっぱって動かず、そのまま曲げるとカクンと角のある動きをしてしまいます。弓へのあてかたは正にこのまんまのことがいえるわけです。指の関節はすべてクッションと思っておいて下さい。
 その他の指との連動なので親指だけという話では解決できないでしょうがこの理屈を知っておけばコツをつかみやすくなるかもしれません。
 捕足。手首、手の甲が上を向いて弓と平行になっていませんか?ボウイングは横向けに動かす感覚ではうまくいかないのでやや顔の方を向くように調整してみましょう(やりすぎはだめです)。それから各指の第3関節、手の甲側が角になっていないかチェック。つまむ持ち方をするとかならずここが角にになります。

その他もろもろについてはまたそのうち。とりあえず親指のあて方からチャレンジ!!

11月17日

Q . 弓の効果的な練習方法はありますか?
(by キャリア2週間さん)

あるかなー・・・んー・・・。キャリア2週間さんの右手を大事に考えるのはすごくいいことで、「早く曲をやりたい」によく怒っている私はすごく感心してます。効果的というわけではないですが右腕の弓を動かすために使う基本的な部分をとりあえず理解しておくと良いでしょう。
 弓は最初基本的に上半分下半分にわけて考えます。下半分の時は主に肩を使って動かします。つまり肩の関節を使うということ。上半分では逆に肩の関節は動かさず、肘の曲げのばしで動かします。
 下半分のときは弓を持っているというよりもぶらさげているぐらいの感覚で持てればかなり楽になると思います。下半分を使い切る練習以外に根元だけの練習もすると良いでしょう。そのとき小指をとにかく曲げる事、各指の付け根の関節が角にならない事、まっすぐのびる指は無い、これにできるだけ気を付けてみましょう。もちろんどれもこれも1度にはできません。
 上半分では小指を使わない、アップの動きだしに肩がまわらないなどに注意。圧力をかけるときはいきなり腕の重みをのせようとすると腕が固くなるので注意。ひじがどうしても前後してしまう場合は壁かなにかにあててみて感じをつかむのも良い。
 それから持ち方を常にチェック。難しいですが親指を軽く曲げてあてれれば後の進歩がグンとかわるはず。持つというよりフロッグにひっかける感じであてましょう。その他の指は上記参考に。ただしこれらは結局専門家にチェックしてもらわないとわからない部分が大きいので先生にみてもらうことと手本をみせてもらうこと。
 以上は理屈。弓は言ってみれば弓の動きに手をあわせる感じ。腕の運動で動かすという意識だけでは簡単に起動がぶれてしまいます。全弓の練習の時には弓が弦に直角にあたるようにし、そのまま真直ぐ動くよう弓が動く方向に点を仮定してそこめがけて動かすという事もやってみて下さい。
 すでに曲を導入している場合、上記以外にも曲をひく時とにかく弓を大きく使う練習をしましょう。フォルテやピアノやなんていうのは特別練習しなくてもできることなんで練習はどんな曲でもとにかく弓を大きく。小さくまん中だけでひくのは私なら絶対やらせません。後は耳で判断。いい音を出す!結局これにつきてしまうんですな。テクニック的にはこれ以上はもう少しキャリアをつんでからですな。指や腕にはもう少しつっこんだことをそのうちやらんといかんのですが。
 HNのとうりのキャリア2週間なら弓はかなり不自由に感じるのは当然。でも右手の脱力こそ左手上達の鍵!!がんばれ。

ちなみに私の場合どんな練習をしたかあまりおぼえてませんし今でも下手です。アカンがな。

 

11月14日

andnさんからのメール

はじめまして、良い先生というテーマで言いたいことがあります。(中略)
良い先生であるということよりも人間性というのが大きな問題になると思います。(中略)
私は自分でできる限りの努力をしてきました。それでもできない事はだれでもあると思うし、努力した上でのことを怒られると腹が立ってレッスンどころか練習ですら辛くなり、2年程ヴァイオリンをやめてしまいました。数カ月前別の先生に習い出し、その先生が辛抱強く付き合って下さるので本当にがんばろうという気になっています。(略)

かなり省略してしまったんですがandnさんはOLで年令はわかりません。最初に習った先生がきびしいお方だったようでがんばっても努力を認めてもらえず、また怒るだけでアドバイスらしいものをしてくれず、結局半年でやめてしまったという話です。
ちょっと耳が痛い話ですがこの場合いろんな理由が考えられると思います。いいようにとればもっと期待しているということも考えられるでしょう。私の場合の話。「お前やったらもっとできるやろう」って時は結構きびしくあたります。練習をしていても前回レッスンから的をはずせば当然怒ります。何を聞いていたんやあ、ってとこですね。もっと書き出すと過去の生徒の悪口大会になってしまうんでメールの本題に。andnさんの最初の先生がどういう人はというのはその人と接してみないとわからないのでその先生がいいか悪いかはわかりません。ただ、今の先生に習って充実しているんならめでたしですな。それにしても人間性という言葉でこられると「私は良い先生」と自信をもつ事は私はできません。まあ習いに行ってそこに自分の求めるものがあるかどうかを判断して「先生を選ぶ権利」を行使すればいいと思います。大人なら自分で考えて行動できるでしょう。人間性に言及するような問題じゃなく、相性みたいなものの問題じゃないですかね、これは。その先生の生徒にすればきびしくてもその先生でなければだめだっていう人もいるでしょう。

ああ、またええかげんな内容になってしまった。

Violin専用の掲示板を設置したんでそっちに書いてもらえば他の人のレスももらえると思います。一応ここに紹介するしない関係なくメールにはレスしていますが返事に困ってまだレスしてない人がいます。もうちょっと待って。

 
 

Q . 良い先生とはどんな先生だと思いますか?
(一応名前は省略、仮でアーさんにしておきます)

violinコーナー開設早々いきなりですな。教える側からみればそれは最低だと思う先生でも生徒側からみればすごく良い先生ということが多々あります。問題は習う側の目的といいますか、ヴァイオリンをどういう目的で習っているかとかどうすれば満足なのかで先生のあり方がかわると思います。アーさんはこれから習いたいと書いておられましたが実際毎日練習できるのか全然できないのかだけでかなり条件がかわってきます。まあ、簡単に答えを出すなら、ならってみていいと思えば良い先生なのでしょう。とりあえず始めてみて細かい状況をあわせて又メール下さい。ちなみに初心者なら最初はよく弾ける先生に習ったほうがいいですよ。手本にたくさん弾いてもらいましょう。

まともに答えるとすさまじく長い文になりそうで・・。

質問はなるべく細かいことも書いて下さい。漠然とした内容だとええかげんな答えしかできないもんで。

 

 

 

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めーる