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リミ | あの、カートさん。 部隊登録名簿の変更、ありがとうございました。 なんか無理なお願いをして、すいませんでした。 |
カート | べつに構わないぜ。 あの程度の情報操作、どうってことないからな。 だけど、なぜこうまでして この作戦に出なきゃいけなかったんだ? |
リミ | あの……それは…… 妹が……ロミが心配だったものですから。 それに……この国は、セルベニアは私の生まれ故郷ですし。 |
カート | それだけじゃないんだろ? |
リミ | あの…… 今はまだ、言えません……ごめんなさい。 でも、私がいれば 今回の作戦には きっと役に立つと思うんです。 |
カート | ま、どうでもいいぜ。 とりあえず、リミがいればうまいボルシチが食えるからな。 |
カート | デューイの調子はどうだい? |
リミ | カートさんのメンテナンスは最高だから 絶好調ですって。 |
デューイ | パパ アリガトウ |
カート | パパ? オレが? 勘弁してくれよ。オレ、ケッコウ若いんだぜ。 |
デューイ | アナタハ オイラヲ ツクッテクレタッス ダカラ オイラノ パパッス ピ |
カート | いや、確かにそうだけどさ。 パパってのは、どうかと…… |
カート | 叛乱軍本拠地は壊滅。 任務完了、これより帰還します、 って訳には、いかないんだろ? |
ラルゴ | ……そうだ。 まだ、なにひとつ終わっちゃいないぞ。 |
カート | 奴らの狙いは古代聖域…… それも絶対封印…… |
ラルゴ | そう…… この叛乱事件はセルベニアが国連監視団から 聖域の盗掘を隠すために起こした…… 自作自演のフェイク…… |
カート | そして俺達は大国の依頼を受けた、火事場泥棒ってわけかい。 そんなもん大国の片割れに渡せば、また戦争がはじまるぜ。 但し……今度は人類が全滅するほどのヤツだ。 戦争なんてモンはホドホドがいいのさ。 小さな平和がちゃんと見えるくらいでな。 |
リミ | 古代聖典は時を超えて語ります。 聖域の奥、アークの中に眠るのは絶望だけ…… あれは決して開いてはならないのです。 |
カート | 絶対封印が開いている…… この先に…… |
リミ | 鼓動が聞こえます…… 絶望の鼓動が…… アークを破壊しない限り、もう止められません。 絶望が復活した先に待っているのは滅びだけ…… これから先、たとえ何が起きたとしても 必ずアークを破壊してください。 そして、私に教えてください。 希望は負けないってことを! 絶望になんか絶対に負けないってことを! |
カート | ロストテクノロジー…… 俺達はまだ触れてはいけなかったんだ。 そんなモノこの世にあっちゃいけない。 もう、飾った自分に隠れるのはヤメだ…… 嘘の自分に逃げ込むのも…… 闘う前から諦めるのも……ヤメだ。 オレは……闘うぜ。 |