出発から6日目(ニューヨーク6-1)
2001・7・28日

路線バスに乗ろう



 今日は観光バスではなく、普通のバスに乗ってみることにした。
 地下鉄の切符売り場の自動販売機でバスと地下鉄共通の1日乗り放題の切符を買った。

  まずはワシントン・スクエアに行ってみようということになり、ブロードウェイ沿いのバス停でバスを待った。


  そのとき、パパドンが何かを出すために自分のカバンをあけて、中がジャムだらけになっていることに気づいた。昨日、レストランでもらった未開封のジャムの小さなパックをカバンに入れたままにしているうちに破裂したらしい。


 パパドンはそのことでひどくキゲンが悪くなってしまい、ブーブー怒りながらひとりでホテルに戻ってしまった。ダイエットのために昨夜からかなり食事をへらしているので、おなかが空いてイライラしているのかもしれない。


 まあ、いいや。あんな不機嫌なオヤジは放っておこうぜ、ということで、私とペロとペッペの3人だけで行動することにした。

  バスの路線地図ガイド本カメラなどの観光必需品はすべてパパドンが持っていってしまったので、「おかだや」というみやげもの屋でタダでもえた簡単な地図だけをたよりにバスに乗り、ダウンタウンのほうへ向かった。

  降りたい時はどうすればいいんだろうと思ってキョロキョロしていたら、近くに座っていたおじいさんが窓際に張ってあるテープを指さして、これを押すんだよ、と親切に教えてくれた。サンキュー、おじいさん!!


 

 さて、どこで降りたらいいんだろう、と思いながら窓から外を見ていると、出店がいっぱい並んでいるのが見えた。楽しそうな雰囲だったので衝動的にそこで降りた

 週末だからか広い道路が歩行者天国になっていて、出店が何百メートルも続いていた。お祭りの夜店のようだったのでペロとペッペは大喜び。



 ペッペは迷彩柄の帽子を見つけて欲しそうにしていたが、自分のおこづかいでなら買ってもいいよ、と私が言うと、おこづかいが減るからやめる、と言って買わなかった。
 ペロは犬ペロそっくりの絵がプリントされているTシャツを見つけて買おうかどうしようかと悩んでいたが、やはり買えばおこづかいがなくなってしまうので泣く泣くあきらめた。

 そうそう、 旅はこの先まだまだ長いんだから、おこづかいは大事に使おうね!


トイレを探してソーホーをさすらう
につづくよ