出発編(その1)
2001・7・23
飛行機が欠航!?
朝の5時半にペロとペッペをたたき起こし、いざ出発!!
だが、一睡もしていない私とパパドンは出発前からもうすでにくたくたのヨレヨレ。
昨日のピアノ発表会で力を使い果たしたうえに早朝にたたき起こされたペロとペッペもほとんど放心状態。

ホンマにこんなんでアメリカまで行けるのかいな、というようなボロボロの状態だったが、オジイちゃん(私のチチ)に車でバス停まで送ってもらい、そこから空港行きのリムジンバスに乗って、どうにかこうにか伊丹空港にたどりつくことができた。
空港では全員の荷物をカートに積んで私が押した。私は右足の親指の爪がはがれていたため痛くて靴がはけなかったのでつま先が出るサンダルをはいて足を引きずりながら歩いていたのだが、せっかちなパパドンはそんなことお構いなしに先へ先へと歩いていってしまった。仕方ないので私も足をはやめようとしたその瞬間、なななんと、負傷している右足の親指を思いっきりカートにぶつけてしまった。
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うぎゃ〜!!
右足の親指からまたまた血があふれ出してしまった。
う、う、う、う、もう歩かれへん。
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それでもなんとか根性で足を引きずりながら歩き、8時発の羽田行きの飛行機に乗りこんだ。
東京の羽田空港に着いたのは9時過ぎだった。
そのまま空港で8時間ほど時間をつぶして、夕方の5時過ぎの便でロサンゼルスに行き、そこで別の便に乗り換えてニューヨークに行くというスケジュールだった。

ニューヨーク行きの直行便に乗れたら途中で乗り換えしなくていいのでラクなのだが、直行便は4人分で40万円も高かったので手が出なかったのだ。 |
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退屈しながら時間をつぶしていると、空港の場内放送でいきなりパパドンの名前が呼ばれた。「今すぐ最寄りのカウンターまでお越しください」とその放送は告げていた。
空港でいきなり名指しで呼び出されるなんていったい何事だろう、と思いながら空港のカウンターに行くと、航空券を買った旅行代理店から電話がかかっていて、その電話で、私たちが乗ることになっているロサンゼルス行きの便が急に欠航になった事を知らされた。


んじゃ、乗る飛行機がなくなっちゃった私たちはこれからどうしたらいいの?
と一瞬途方にくれてしまったのだが、じつはこのハプニングは私たちに思いもよらない幸運をもたらした。なんと、その日の3時半発のニューヨーク行きの直行便に振り替えてもらえたのだ。
40万円も高い直行便にそのままの値段で乗れることになったうえ、空港での待ち時間も大幅に減るなんて、めっちゃラッキー!!


というわけで、「ママポン特製オリジナルツアー・ビジネスクラスで行く超ケチケチ旅行」はひじょうにさいさきのいいスタートを切ったのであった。
ビジネスクラスはダイエットの敵
につづくよ
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