出発編(その2)
2001・7・23
ビジネスクラスはダイエットの敵
お昼すぎにデルタ航空のカウンターでチェックインした。
ビジネスクラスやファーストクラス専用のカウンターなので対応がとてもていねいだった。そのうえ、係のおねえさんはすっごい美人。
ビジネスクラスの利用者は男性が多いから、係員が美人だというのもサービスのひとつなのかも。
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チェックインしたあとは、ビジネスクラス専用のラウンジで搭乗時間を待った。
ラウンジは広々とした空間にゆったりとしたソファーがいっぱいあってすっごく高級な雰囲気。飲み物やスナックも無料で用意されていた。
ペッペはお菓子をいっぱいもらってきてバクバク食べまくり、ペロはふかふかのソファーに横になってグーグー眠りこけていた。
天国天国。
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私は足の親指のけがの手当をした。
爪がはがれているところからかなりの血が出ていてズキズキ痛んた。 次は少々ぶつけても大丈夫なようにバンドエイドを何重にもかさねてぐるぐる巻きにしておいた。
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ラウンジの中ではインターネットが無料でつなげたので、パパドンはノートパソコンでインターネットをして時間をつぶしていた。
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搭乗時間がきて飛行機に乗ると、すぐにドリンクサービスがあった。ドリンクはエコノミークラスのような紙コップではなく、きれいなグラスに入っていた。

スチュワーデスさんはひとりひとりにとってもていねいに対応してくれるし、イスの座り心地もバツグン。電動で背もたれがたおれてベッドのようにもなるので寝心地もバッチリ。

食事もかなり豪華。 エコノミークラスのコンビニ弁当のような食事とは違い、ちゃんと陶器の食器にもりつけられた料理が一皿一皿運ばれてくるのだ。
食事は和食と洋食があったので私とパパドン和食を選んだ。
前菜は海老のマリネとお寿司で、そのあとご飯やお吸い物やだし巻き玉子や蟹爪のアーモンド揚げやむつの南蛮焼きや酢の物など10種類以上の料理が次々と運ばれてきた。
それだけでも食べきれない量なのに、さらにそのあとデザートとして果物やチーズやフツーツサラダやチョコレートが運ばれてきた。
う〜ん、かなり苦しい・・・。
できるだけがんばったのだが、それでも半分ぐらい残してしまった。
だが、隣の席に座っているパパドンは、ほとんど残さずに食べていた。
こんなことで、この旅行で20キロ痩せる、という彼の計画は実現するのだろうか??
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ペロとペッペは私たちの前の席に二人並んで座っていた。スチュワーデスさんの言葉は英語だったが、ペロの中学校でならった英語でなんとか通じているようだった。
食事は二人とも洋食を選んでいた。おいしい料理に最初はペロもペッペも喜んだいたが、前菜、サラダ、メインディッシュときたあたりでギブアップしてしまい、そのあとまだパスタやスープやデザートがくることになっていたが、もう食べ物を見るのもイヤという感じでさっさとイスを倒して眠ってしまった。
 
食事のあと、私もひと眠りした。
目が覚めると、すぐ朝食の鮭と海老とイクラのちらし寿司と果物が運ばれてきた。さっきの食事がまだ消化しきれていなかったが、何とかがんばってそれらを平らげた。そしてしばらくすると、今度はランチが運ばれてきた。
海老のロールキャベツ蟹肉ソースとパンと果物とチョコレート・・・。
く、苦しすぎる〜。
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だが、パパドンは苦しい苦しいと言いながらも全部しっかりたいらげていた。

20キロ痩せるというパパドンの目標は遠ざかっていくばかりのように思えた。
ニューヨークに無事到着
につづくよ
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