人名一覧に戻る

トップページへ

     

エンドラ=マクナリード(NPC) 

   ファイター:2Lv
     セージ:4Lv
  セクレタリー:5Lv
    ノーブル:3Lv

  ガンダム(嘘)(著作権所持:七瀬十左氏、無断転載・使用厳禁)

  正騎士。
  首席将軍近侍官。
  リディンス白鷲騎士団第1師団所属。
  
  大将軍時代のシルヴィアの職務上のサポートを務めた、とされる女性である。
  能力が優秀であったかは別として、将軍近侍官職の祖であったという意味で、
  軍事史学上その名が上ることがある。
  
  
  エンドラは先王朝からの譜代の騎士家マクナリード家に生まれる。
  兄弟は無く、一人娘だったらしい。
  故に家督を継ぐためには、騎士の婿を取るか、
  彼女自身が騎士になるしかなかった。
  
  多少目端が利く女性であったらしいが、特別秀でたところのない彼女が、
  何故あえて騎士を目指したのか、はっきりと解る史的資料は無い。
  ただこの時代が「女将軍の時代」であったためであろうか
  女性の武官志望は他の時代より多少なりとも多かったようである。
  エンドラもそんな中、有名な女性将軍達に憧れて
  騎士を志したのかも知れない。
  
  代々騎士家の生まれであれば、人格に問題が無く、
  最低限度の肉体的条件を満たしていれば、入団に問題は無いはずであった。
  しかし、彼女は入団に失敗した。
  彼女は騎士団入団条件の一つである「板金鎧を着用できる」だけの
  体力が無かったのである。
  (SWのデフォルトで筋力12)
  
  形式主義との声もあるようだが、リディンスに於いては
  騎士は立派な先陣をきって白兵戦を行う職業軍人であった。
  この時代の白兵戦はやはりパワーメレーである。
  戦槌や戦斧が力任せに振り回される中、先陣をきって戦う指揮官である
  騎士にとって、板金鎧の着用は必須事項であった。
  
  エンドラにとって不幸なことに、その時の入団試験責任者は、
  猛将として名高いバレンシア将軍であった。
  バレンシア将軍に
  「板金鎧も着れない奴が、名誉ある白鷲騎士を志望するなんて
   チャンチャラおかしい。」
  と、公衆の面前で大声で罵倒されたエンドラは、憧れの女性将軍の一人に
  バカにされたという悔しさもあり、がっくりと肩を落として
  ベソをかいていたという。
  
  しかし、星の巡り合わせはそうそうエンドラに
  悪いわけでは無かったようだ。
  そんな彼女の帰り道をを見つけたのが
  シルヴィア=ランカスターだったのである。
  
  シルヴィアは第3師団副師団長時代に、エンドラの父であるワイグル卿に
  私的に何度か世話になったことがあったらしい。
  そのときにエンドラの顔も覚えていたと思われる。
  
  ベソをかいていたエンドラに、シルヴィアは事情を尋ねてみた。
  情緒が不安定になっていたエンドラは、全てを正直に話す。
  若干の黙考のあと、シルヴィアはこう切り出した。
  
  「騎士団の入団資格は私でも曲げられないわね

   でも、あなたはそのままで良いの?
   父君の話によれば、あなたは相当
   正騎士になりたがっていたようじゃない。
   父君は、あなたには普通に婿をもらって、
   家庭に収まってもらいたがっていたようだから、
   さぞかし喜ぶでしょうけど。
   でも、あなたはそんなつもりで今日という日を
   迎えたわけではないでしょう。
   
   私から言わせれば、あなたは少し甘いんじゃないかしら?
   たかが板金鎧が着れないぐらい、なんてことは無い条件じゃない。
   世の中には生まれつき歩けないような人がいて、
   騎士になりたくてもなれない人なんてゴマンといるのよ。
   板金鎧が着れるだけの体力なんて、
   あなたが努力すれば克服できることじゃないの。
   
   もし、あなたが本気で騎士になりたくて、まだあきらめないつもりなら
   私が、あなたが騎士になれるまで付き合ってあげましょう。
   楽をしてなれるわけじゃないけど、そのくらいの訓練は、
   騎士になった後の訓練から比べれば全然可愛い物ね。」

  憧れの女性将軍、しかも今をときめく救国の英雄の申し出を聞いて
  エンドラは狂喜し、シルヴィアに弟子入りした。
  エンドラは見かけによらず、あきらめの悪い人間であったようだ。
   
  エンドラの長所は性根が座っていることであった。
  「騎士になった後の・・・」という言葉をシルヴィアは使ったが、
  騎士になれるためのシルヴィアの体力トレーニングは
  相当きついものであったらしい。
  しかし、エンドラはその特訓を不満一つ言わずこなしきった。
  
  後日、改めての騎士入団試験日、エンドラは見事合格した。
  バレンシアは「一度落とした人間を・・・」と不満だったようだが、
  シルヴィアは「入団条件は満たしているし、譜代の騎士の家系だし。」と
  それ以上の文句を言わせず通した。
  
  シルヴィアに初めから将軍近侍官のビジョンが有ったのかどうかは
  よく解らない。
  ただこの当時、シルヴィアには従来の従士達が全て一人立ちし、
  将軍職の補佐をしてくれるような人材がいなかったのは事実である。
  エンドラを見つけたときから、彼女を近侍官に、と考えていたかどうかは
  解らないが、近侍官職の創設と募集の発表があったとき、
  まっさきに希望を出してきたのもエンドラであった。

  エンドラは自分が正騎士職に就けたとはいえ、自分が他の騎士に比べ
  白兵戦には向かない人間であったことは、十分に承知していたようである。
  自分なりの騎士団への役立ちかた・・・それを模索していたとき
  彼女が見つけたのが近侍官募集の告知であった。
  自分を正騎士に鍛え上げてくれた恩人、憧れの女性将軍・・・
  エンドラが「この人の側で役に立ちたい」と思うのは
  至極当然の事であったであろう。
  
  かくしてエンドラは将軍近侍官職に収まった。
  その後、シルヴィアは近侍官職を3人に増やし、
  エンドラはその首席に着く。
  決して人の上に立つような人柄では無かったが、その屈託のない人柄は
  他の近侍官達にも慕われていたらしい。
  

      えー、なぜかエンドラ嬢です(^^;。   なぜかと申しますと、七瀬氏のラフを早く挙げたかったからで   ございます(^^;。   本当はこの人名録、偉い人順に挙げていく予定だったのですが、   そんな事情がありまして、ご容赦下さいませ。      彼女はシルヴィアが大将軍職に就いてからのNPCで、別段これといった   エピソードは無いのでありますが、上記の通りデフォルトでプレートが   着れなかったという笑い話があります。   それまでの従者がみんな一人立ちしてしまい、   (そりゃそうだ。一生従者なんてむごすぎる。)   「新しい従者が欲しいよ〜」というシル(略)子の求めによって   作らせていただいたのが、このエンドラ嬢です。   名前はその頃やっていた「伝説のオウガバトル」のエンドラ女王より   取りました(笑)。      GMのナーミ氏は「一発振り」ということでした。   プレートが着れない・・・! 騎士になれない・・・! ということで   ナーミ氏の意地悪な「どうする?」という問いかけに対しては   「鍛えちゃるわい!」と答えたシル(略)子でありました。      ダンベルを持たせて、鉄ゲタを履かせてランニングさせたり(笑)   シルヴィアが背中に乗って腕立て伏せさせたり・・・\   (竹刀を持ったシルヴィアと、泣き笑いのエンドラ(^^;)   筋力12の娘には結構こたえた特訓だったでしょうが、   まあ彼女も良く耐えてくれました。   晴れて筋力13となり、騎士団へ入団させることが出来たのです。      まあ、水準以上の秘書役はこなして頂いているエンドラ嬢であります。   何より、シルヴィアにおいしい紅茶を入れてくれるのが素晴らしいですね。   で、本命の(笑)七瀬氏のラフです。        あら?(エンドラ準備稿ラフ、116KB)            え!?(エンドラ決定稿ラフ、46KB)      まだまだ未熟なシル(略)子とエンドラではありますが、   今後ともこのサイト共々よろしくお願い致しますm(__)m。          人名一覧に戻る       endra@yahoo.co.jpファンレターくれてやって