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ルシーダ=ワーレン(NPC) 

 
     セージ:10Lv
     モンク: 8Lv(オリジナルの技能、格闘家。)
   レンジャー: 4Lv
   ファーマー: 5
 超英雄ポイント: 5
  
  主席軍師。
  リディンスの軍務面においてシルヴィア大将軍と同格か、
  時にはそれ以上の発言力を有する女性であったと言われている。
  
  彼女のリディンス参入は、アイリーナ時代も中盤以降で、
  一説には、シルヴィア大将軍が軍務を司る文官の不足を憂いて、
  人材の発掘をアイリーナに進言したのがきっかけだという。
  
  当時、シルヴィア大将軍はリディンスにおける、
  優秀な人材の発掘に余念が無かった。
  これはアイリーナの政策上、兵数を大幅に増やすことが出来ず、
  そのため「量」でドラゴン・スレイヤーに劣る軍事力差を、
  人材や兵装備などの「質」にて埋めようと思っていた為と思われる。
  この当時のローネス朝は、シルヴィアを初めとする優秀な将軍が
  揃っていたが、上記の軍事政策をシルヴィアが更に進めたため、
  後世に残る、異常なまでの人材の厚さを誇ることとなる。
  この軍師、ルシーダもその一人である。
 
  ルシーダ=ワーレンはこの時代、最高の頭脳を持つ軍事官であったと
  言われている。実際記録に残っている限り、
  彼女の進言には間違った物は一切無かったようである。
  
  ルシーダとシルヴィアがアイリーナの教えを忠実に守り、
  「リディンス専守防衛政策」を貫いたため、アイリーナ時代には
  リディンスは大きな戦いを他国との間には行っていない。
  そのため彼女の大きな軍略というのは残っていないが、
  「大戦に巻き込まれなかったことこそが最も優れた軍略」という意味では、
  ルシーダは、大変政治バランス感覚の優れた軍師であったと言える。
  
  
  ルシーダ=ワーレンは妹のエミーナと共に、リディンスと
  ドラゴン・スレイヤーの間にある、旧アルカ王国の山奥に生を受けた。
  素性ははっきりとは解っていなく、父は優秀であったが、
  その思想の厳格さのためアルカ王家から疎まれた軍師(名は残っていない)
  らしい。母は放浪の拳法家だったらしく、旅の途中で
  この野に下っていた軍師と出会い、所帯を持ったようだ。
  ルシーダとエミーナはこの優秀な両親から、軍学と拳法を学び、
  晴耕雨読の生活の中、山奥で成長していくこことなる。
  
  新興の大国、南方のドラゴン・スレイヤーの国王が2代目に移ると、
  新女王オルセンティスはその軍事的野心を、まずアルカ王国に
  向けることとなる。
  当時アルカ王国は内陸の一小国にも関わらず、国王は暗愚で人材も薄かった。
  外交努力を払わないうえ、プライドは高かったものであるから、
  ドラゴン・スレイヤー侵攻の格好の口実を与え、アルカは滅亡。
  全領土がドラゴン・スレイヤーの物となる。
  
  すでに両親を失っていたワーレン姉妹だったが、支配者が変わっても、
  新支配者に出仕する気にはならなかった。
  出世欲が全く無かったようではないようである。
  ただ、オルセンティスの暴君的人柄を、山奥でもしっかり
  見据えていたようではある。
 
  「旧アルカの山中に稀代の賢者あり」
  そう噂を聞いたシルヴィアは、直ちに手の者をアルカ山中に走らせたようだ。
  ワーレン姉妹の存在を確認したシルヴィアは、
  自ら姉妹をローネス朝に迎えるべく、アルカ山中に分け入った。
  軍事的実績の無い姉妹ではあったが、シルヴィアは姉妹と話し、
  その軍事的才能に敬服、礼を持って、
  ローネス朝に仕えてくれるように依頼した。
  
  出世欲は無い、と一度は断った姉妹だが、シルヴィアは語った。

  「今、リディンスは「武」に人材が偏っている。
  特に私のような一武官が軍権を握っていることは、
  健全な国家の姿とは言い難いであろう。
  また一方、南方よりはドラゴン・スレイヤーが
  その矛先をリディンスに向けんとも限らない。
  そんな中、私の一存で国の大事をもし誤るようなことがあれば、
  敬愛すべき慈悲深き我らが女王と、その愛すべき民は、
  暴君の軍靴のもとに踏みにじられる事となるだろう。
  そのためにも、稀代の天才であるあなた方姉妹に、
  我らが女王を共に支えて頂きたいのだ。
  
  今すぐ、仕えて欲しいと答えは求めない。
  ただ、私に御同行頂いて、我らが女王の人柄に接しては下さらないか。
  私がこうまでに必死で仕えている主君の人柄と、
  ドラゴン・スレイヤーの国王の人柄と比べていただき、
  その上で、我らが女王にお力を貸して頂けるのならありがたい。」
   
  シルヴィアの真剣な説得の前に、ワーレン姉妹は、このシルヴィアが
  心底忠誠を誓っている人物の人柄を確かめたくなる。
  
  アイリーナは当時において、武にも賢にも秀でている国王ではなかったが、
  歴史に名を連ねる程の誠心を持つ名君であった。
  並み居る武官達が、比類無き忠心を持っていることも確認した姉妹は、
  この国王ならば決して道を誤ることは無いであろうと確信する。
  アイリーナが
  「もし、我が国に仕えて下さるのであれば、これ以上の幸せはありません。」
  と語った言葉を真実のものであると受け止め、
  ワーレン姉妹は、ローネス朝に忠誠を誓うことを決心するのである。
  
  ただ、忠誠を誓うにあたって、条件を1つルシーダはアイリーナに出した。
  
  「主席軍師の発言は大将軍のそれを上回ること」
  
  シルヴィアに確認の目を向けたアイリーナに対し、
  シルヴィアは、それが主席軍師を迎える第一の目的であること、
  また、ルシーダが私欲の為には決して発言しない人物である、
  という言葉で答えた。
  
  シルヴィア大将軍は当時、近侍官のエンドラにこう語ったとされている。
  「自分の決断が、時として感情的なものによって国を傾けることの無いよう、
  しっかりとした判断力を持った者に、ストッパーをかけて欲しいのだ。」
  
  実際ルシーダは大将軍の発言に対し、否定的な意見は吐くことは少なかった。
  ただ、シルヴィアが時として急進的すぎる軍事政策を提出した、と
  判断したときは、適宜その政策の問題点をアイリーナに助言したようである。
  また、その助言に対しシルヴィアは一切反論せずに、女王の決断に従った。
  ルシーダの判断力を全面的に信頼した上での行為であった。
  
  ルシーダは存命中、ローネス朝に仕えることになるが、
  決してどの将軍派閥とも馴れ合うことなく、中立を貫いた。
  その真摯な態度が、シルヴィアにも女王にも
  全面的に信頼を持たせることになったのであろう。
 

      軍師のルシーダさんです。   普段は少しとっぽい感じの亜麻色の長髪をしたお姉ちゃんですが、   時として発言するときは、恐いくらいに鋭い眼になります。      もう解る方はいらっしゃると思いますが、ルシーダ&エミーナは   ナーミ氏がワゴン車からつけた名前です。   まぁ、シルヴィアも車の名前だもんねぇ。   そういえばこのころ「魔法騎士レイアース」もTVでやっていたな。   ナーミ氏の部屋に遊びに行ってちょこちょこ見ていた。   あれも、車の名前をしたキャラが多かったね。   ルシーダさんは、もう仲間内ではパーティープレイをする時期が終わり、   軍事的ソロプレイをナーミ氏とやっていた頃、探したNPCです。      とにかく、優秀な文官がいなかったんですよ。リディンスは。   ああ、今でも優秀な宮廷魔術師はいないなぁ。   そこがローネス朝の慢性的弱点。魔法後進国なんだよね。      この頃リディンスには優秀なファイターは数多くいるのに、   専門の軍師的人材がいませんでした。   そのため、シナリオ中で腹心の隠密部隊を使って探した結果、   見つかったのがこのワーレン姉妹です。      シルヴィアの知力を、ナーミ氏は98(byKOEIゲーム)と   評してくれましたが、   ルシーダは100だそうですから、何も反論は致しません。   諸葛亮ですよ。諸葛亮(笑)。   まぁ、彼女の助言は確かに理にかなっていますから、信頼できましたね。         はっきり言って、多分ルシーダが入ってくれるまでのシルヴィアは、   自らの打ち出した富国策のため、オーバーワークだったと思います。   そのため、客観的に自分の政策を測ってくれる、自分以上の頭脳の持ち主が   国政を手伝ってくれるのですから、嬉しかったですね。   かなり、騎士団の活動のほうも活性化させることが出来ました。      しかし、こいつもスーパーキャラクターだねぇ。   こんなに拳法が強いなんて、ずっと知らなかったもんね(笑)。   多分ルシーダが拳法を使う事なんて、滅多にないと思うから、   ナーミ氏から教えてもらわなかったら、未だに知らなかったに違いない。      人名一覧に戻る       endra@yahoo.co.jp受講申し込みはこちら