スーパーロボット大戦シリーズ(の解説)

神殿ホールに戻る

トップページへ


エンドラです。えーっと、何からお話ししましょうか? まず、カテゴリーは「コンシューマーゲーム機でのシミュレーションRPG」になります。 「ファイヤーエムブレム(任天堂)」みたいに、 1ユニット=1人で各ユニットに個性があり、1面1面をクリアしていきます。 戦闘経験を積むことによって戦闘能力が増加して、 各ユニットに愛着が湧くことが一番の魅力でしょうね。   初出の「スーパーロボット大戦」は1991年にゲームボーイ用で発売されました。(たぶん絶版です) 最初のうちはメーカーのバンプレスト(バンダイの子会社?)は 低年齢層をターゲットにしていたんじゃないでしょうか。 ロボットとパイロットなどというその後のシリーズに不可欠な要素が無く、 ロボット(マジンガー・ゲッター・ガンダム)が意志を持っています。 「コロ○ロコミック」や「コミック○ンボン」みたいな感じで、 シル(略)子はあんまり好きじゃありません。 シリーズ全体に流れるストーリーにも、その後の作品に ラスボスの「ギルギルガン」が再登場するくらいで、 第2次以降に関わりはほとんど無いので、ムリに遊ぶ必要は無いと思います。   ただ、この作品ですでにゲームの基本的なスタイルは完成しています。     1 真上からの視点でロボットの顔がユニットを表しています。    マップはスクエアで表現されています。    森、山、海、飛行中などで地形効果(移動力・防御力)が加味されます。  2 マジンガーZ、ゲッターロボ、機動戦士ガンダムなど    異なるアニメ作品のロボットで共同戦線を張る(ことができます)。    敵も各々の作品のガラダK7、メカザウルス バド、ザクIIなどの    定番的な敵から、飛行要塞グール、無敵戦艦ダイ、ビグ・ザムなどの    ボス級の敵までが共同戦線を張ってきます。     3 戦闘は1vs1の戦いを波状的に繰り返します。    ターンごとに敵味方が交代して全ユニットを操作します。      4 ユニットのHPが無くなると、その面からはリタイアになります。      5 ユニット(パイロット)ごとに有限の「精神コマンド」というものを    持っています。    これを使用することによって例えば、    「熱血:次の一回の攻撃のみダメージが倍」、    「ひらめき:次の相手の攻撃1回のみを絶対に回避する」などの    効果を出すことが出来、ヒーロー的な活躍を表現できます。      これが基本的なシステムですが、別にこれは特筆すべきものではなく、 2をのぞけばこの作品特有の魅力では無いですね。       では、熱狂的なスパロボファンが存在する理由はどこなのでしょうか? シル(略)子が(個人的に)感じるこのシリーズの魅力は以下の通りです。  1 理論派(感覚派の逆だと思って下さいね)のシル子(略)子としては、    各々のロボットの能力(HP・装甲・機動力・武装の破壊力)が    数値で表されているので、    「宇宙戦艦の主砲並の破壊力のガンダムのビームライフルと、     マジンガーZのメイン武器、光子力ビームはどう射程と破壊力に     違いがあるのか?」    「質量を持つ残像を残せるガンダムF91と、     ゲッター2の10倍の出力を持つゲッターライガーは     どっちがどれくらい速いのか?」    「ハマーン=カーンと東方不敗は     ロボットパイロットとして適性はどう異なるのか(笑)?」    などという夢の比較が「理論的に」出来ます(笑)。      2 戦闘シーンでそのアニメ作品のテーマソング(たいがいはOPソング)    がBGMとしてかかるので、    すっごく気分が盛り上がります!   (ロボットアニメソングの多くはロックが基調)    シル(略)子も感覚派ですね(笑)。  3 後半のシリーズでは、カテゴリー別   (マジンガーに出てきたロボットのみ、モビルスーツのみ等)の    制限はありますが、パイロットの乗り換えにより    夢の乗り合わせが出来ます。     例)アムロをZZガンダムに乗せる、       弓さやかをグレートマジンガーに乗せる等。      4 様々なアニメ作品がごった煮になっているにもかかわらず、    わずかなムリはありますが、しっかりとしたタクティカル    そしてヒロイックなストーリーが流れています。    それは軍隊組織のしがらみ、戦う思想の違い、愛する者との別れ等で、    戦わねばならない理由をグッと盛り上げてくれます。    これは20代のユーザーに十分やる気を起こさせてくれるものです。       5 面と面の間にはインターミッションとして、    パイロット同士の会話でストーリーが進んでいきます。    ここでも夢の競演が見られます。    「兜甲児と惣流=アスカ=ラングレーが口げんかしたら?」    「アムロとダバが潜入作戦にあたって、     互いのロボットの特長を検討しあう」    などのシチュエーションが見られるわけです。 こんなところでしょうか? 「夢の○○が出来る」という意味では 他のコンピュータRPGよりもTRPGに近いと言えると思いますよ。 (コンシューマRPGの多くは決められたストーリーを追う要素が 強いものがほとんどですからねぇ・・・否定はしませんけど・・・)     あとは、あなたがここまでの解説で興味を持って頂けたら、 ぜひ手にとって体験して頂きたいと思います。 私の解説などよりも 100倍この作品の魅力を感じて頂けると思いますよ・・・(^^


神殿ホールに戻る
  
endra@yahoo.co.jp違う!と思うひとも