◆中国電影文化城とシェイ◆

さてこの後は、
中国電影文化城へ行くことに。
ここは、台湾最大手の映画会社、中央電影公司が時代劇撮影のために
清朝時代の町並みを再現した施設で、
なんちゅうか早い話が京都の東映太秦映画村みたいなものです。

有名どころで言うと、『幽幻道士』『来来!キョンシーズ』とかが
ここで撮影されています。

ただこれが、ネットでどの旅行記探して読んでも、
寂れっぷりがすごくて超期待はずれだというので、
期待大です。(マジ)

そんなわけで、MRTで士林駅まで。25元。

駅からはちょっと離れてるので
タクシー乗らんと行けません。
あらかじめ行き先書いたメモ紙用意して、
駅前でタクシーとっ捕まえます。

タクシーで5分ちょい?
『ちゃんと連れてってくれるのか?』とか
『ボられたらどうしよう!』とかびくびくしてたのですが、
意外とあっさり着きました。
料金は85元。

電影文化城だ!!

いやそれよりも、
前の広場には、
何の説明もなくシェイが!!シェイが!!!!

いや、前回、前の道を
通ったから知ってたけど、
でもシェイだよ!!本物だ!!

あ、右端に写ってるのが
電影文化城のセットへの入場門です。
説明しよう!
シェイとは、森林鉄道とか
急勾配・急カーブで
登坂力や牽引力が
必要な路線で使用される、
特殊な蒸気機関車なのである。
ボイラーが左側にオフセットしていて、
運転席の右前にシリンダーを縦置き。
(この汽車は2シリンダだが、
3本、4本のものもある)
プロペラシャフトを介して
前後の台車に動力を伝達。
傘歯歯車にて
全輪を駆動する
構造になっている。

めちゃめちゃ
わかりやすい仕組みだ。
駆動輪の向きが変わるため、
通常の蒸気機関車と比べて、
急カーブの路線
(森林鉄道)でも運用可能な
珍しいタイプの機関車なのだ。

前回、故宮博物院の帰りに、車の中から見ただけだったので、
もう気になって気になってて。
相方ほったらかして写真取りまくってました。

この機関車、何の説明も無しにおいてあるのですが、
台湾で森林鉄道といえば阿里山鉄道なので、
そこの機関車なのではないでしょうか?

多分、子供ウケするようにとりあえず持ってきたんだろうなあ。
腐ってるのかフレーム曲がっちゃってるし、
ちょっと痛々しいです。

しかし何故、後ろに牛が?

…ちょっと調べてみたら、阿里山鉄道の機関車で、
1912年、事故で奮起湖に転落した13号機らしい。
それで曲がってるのか?

あー、阿里山行きたくなってきた。

◆続く◆