8.三度南部沢へ(2月10日)
今日は朝から霧が深い。そろそろトラップも効いて来るだろうか。早朝出掛けても,フクロウチョウぐらいしかいないことがわかったので,今日はゆっくり出かけることにする。林内のトラップに来ているフクロウチョウを観察できたのは良かったとして,日を追うごとに蝶が少なくなっている気がする。小さな沢で,観察し尽くしたのだろうか,とちょっと心配になる。モルフォチョウも今日は全く姿を見せない。10時半過ぎ,どうもやる気がなくなり,宿に戻ることにした。南部さんが,良かったら別の沢に案内すると行ってくださったので,2時過ぎに連れて行ってもらうことにして,それまでまたイヌと遊んでのんびりすることにする。
困ったことと言えば,下着が足りなくなりそうなこと。私は旅行では主に紙製の下着を使っているのだが,この下着は使い捨てタイプとはいえ,実際は3〜4回は十分使える。下着だけで座っているところに,イヌが飛びつくのですぐにボロボロになってしまう。しかも,毎日午前中に採集し,昼にシャワーを浴びて下着を取り替えているので,取り替える頻度も多く,気が付いたら紙パンツが1枚しか残っていなかった。まあ,普通の下着も数枚持ってきているので問題はないのだが。
2時過ぎ,南部さんのもう一つの沢に連れて行っていただく。ウラモジタテハなど,いままで観察できなかったものも観察できたし,今までの沢では少なかったセセリチョウの1種がここでは多かったのでちょっと嬉しくなる。最後にもう一度元の沢にトラップを確認に戻る。残念ながら何も来ていなかった。大体これで第二トメアスでの蝶の観察は終わった。
夜には二ッ森さんの家に泊まっている2人,二ッ森さんご夫婦,その他,何人かの近所の人が集まってにぎやかな夕食会になる。
夕食が終わり,明日の日程をどうするか,二ッ森さんに聞かれる。バスが13時に出るので,9時過ぎに出発して,いろいろ見てから帰ったらどうかという。トメアス十字路まで1時間ほどと聞いていたので,12時近くに出発すれば良いと思っていたので,ちょっと意外であった。
「いろいろと言うのは,例えばどんなものがありますか」
「うん,まあ,11時過ぎに出発すればいいか」
どうやら,急いで出掛ける必要はないという意味に取られてしまったようで,どこを見せたいと思っていらっしゃったのか,もう少し聞きたかったような気もしたが,結局その話はそれで終わってしまった。トメアスの村の色々な施設だろうか。まあ,ほかのメンバーに,蝶以外の理由で早く出掛けることを説得できる自信もないので仕方がなかろう。