1.片利共生ということ

 イソギンチャクとクマノミの関係について,教科書的に説明すれば,次のようになるでしょう。

 クマノミは,成長と共にイソギンチャクの触手から出る毒に対する抵抗力がつき,イソギンチャクの中や周囲で生活できるようになる。そのため,クマノミは捕食されそうになるとイソギンチャクの中に逃げ込むことができるため,大きな利益を得ている。他方,イソギンチャクはクマノミがいることによって利益も不利益も得ていない。このように,一方が利益を得て他方が利益も不利益も受けない関係を片利共生とよぶのだ。

 でも,この説明,本当なんでしょうか。

カクレクマノミ

バリ島の魚たちに戻る  

本当にそうなの?イソギンチャクの都合に進む

ホームに戻る