ラバン・ラタ・レストハウス周辺は霧が多い場所である。少し前まで晴れていたものが,数分のうちに霧に隠れ,また,何もなかったように青空が現れる。
ラバン・ラタ・レストハウスの食堂。食事時には,ここに中国系,ヨーロッパ系,日本人など,いろいろな国から来た人たちが集まる。
下りの途中,20〜30キロの荷物を背負った女性が何人も登ってきた。こんな労力をかけているのだから,もっと高くてもよいと思うほど食事の値段は安かった。左上に書いてあるのは,各種のオムレツ,その下のLUNCH OR DINNERの項目にはマレーシアではおなじみのナシゴレン(チャーハンのようなもの)が書かれている。メニューは毎日少しずつ変わっている。
日本人と,それ以外の国から国から来た人では,ラバン・ラタ・レストハウスでの滞在期間が少し違う傾向があるという。日本人は,公園本部を朝出て,一泊して翌日夜中の3時ごろに頂上目指して出発し,その日のうちに下山してしまう。西洋系の人たちは,何日も滞在する場合が多いという。私たちも,2泊しただけなので,大きなことは言えないが,一泊で帰るのはいかにも忙しすぎる。本当なら,数日は滞在してこのベランダからの景色を楽しみたい。もっとも,朝夕は冷え込むので,あまり長い時間いると体が冷えてしまう。