■第19回 2月24日 FCコペンハーゲン vs IFKイエテボリ観戦記■
●その1:空港からスタジアムまで・・・これが一番大変だったかも!●

思い起こせば昨年10月25日、IFKがMalmoに負けて3位が確定した瞬間に、デンマーク1位 &2位、スウェ3位、ノルウェー4位のグループ2にIFKが入ることが決定しました。スウェとノルウェーはその年の順位 ですが、デンマークだけは秋〜春の変則シーズンなので前年の順位、よってこの段階で昨年SASリーグ首位 のトビーのいるFCKとニックのいるIFKが同じグループになることが決定したわけです。となると、私としてはその対戦を見てみたいと思うではないですか!かくて抽選のあった11月1日、できれば2/11〜13の連休中に両方の対戦があればいいという思いもむなしく、IFKホームのUlleviでの対戦は11/10の第一戦目、FCKホームのParkenでの試合は2/24のグループ最終戦ということが決定しました。 ということで、2/24の試合を見に行くかどうか散々迷ったんですが、「ニックとトビーがこういう形で違うチームで対戦するのを見れるのなんて、後にも先にももうないかもしれない」ということで有休2日の全5日間日程で見に行くことにしました。しかし、スウェならともかくデンマーク、言葉もそうですがチケットの手配の仕方もよくわからない。どうも前売り情報を見る感じ、ヨーロッパ内じゃないと前売りゲットはだめそうな感じがしました。よく読めば、カード決済&当日ショップ引渡しとかも出来たのかもしれませんが、RoyalLeagueは基本的に混まないことは12月までの試合でわかったので、「なんとかなる!」ということで当日券作戦に出ることにしました。

24日のコペン入りはスカンジナビア航空で予定では16:15空港着。カストロップ空港は市内まで8km、電車で15分足らずというのを知ってたので、入国して荷物を出てくるのを待っても17:00にはホテルに着けると踏んで、当日入りのスケジュールを組みました。そして、天気予報とフライトの状況を出発直前はかなり気にして見ていました。するとなんと、前日22日のフライトがとんでもなく遅れていて、コペンからの折り返し便になる23日の成田発が本来なら12:45発なのが16:00発近くになり、当然到着も20:15という大幅な遅れになってしまっていました。しかしカストロップのほかの便はここまで遅れておらず、この日の便がここまで遅れた理由は今になっても結局わかりません(普通にエンジントラブルとか機体由来の原因でしょうね)。ということで、翌日ちゃんと飛ぶのかどきどきしながら成田に向かったのですが、24日の便はちゃんと前日にカストロップも定刻にでていて、成田も定刻、到着は16:00近くという美しいスケジュールでした。

空港からホテル、ホテルからParkenまでの道は手元のガイドブックにも乗っていたので、何度となく眺めていたのですが、実際に移動するとなると、やっぱりいろいろとまどいますね。後でゲットした地図ではこんな→位置関係になっています。縮尺をのせてないのですが、画面左下の中央駅からは大体5〜6kmぐらいだと思います。しかし、何がいけないってカストロップ空港にある観光案内所には観光客が自由に持っていける場所に現地バージョンのこの地図がおいてないということ!カウンターの人に言えば出してもらえるのかもしれませんが、他にも人がいたのでもらうために並ぶのが嫌で、とりあえず手元のガイドブックにも地図はあるからいっかーということでホテルに向かいました。しかし電車の乗り場が最初はよくわからなかったということと、ホテルの場所もうろ覚えなまま駅から歩いてしまったことで、結構な時間をロスしてしまい、ホテルの部屋に着いたのは17:30を回っていました。

手元にParken公式からプリントした「バス停の案内」、「スタジアムの案内」、「当日券の有無(23日の段階でどこが当日券の席かはすでに発表になっていた)」を準備、他にひざかけ毛布やあったかいお茶、カメラ、双眼鏡などを鞄に詰めたら結構な荷物になりました。そこで私は何を思ったか「どうせParken周辺の地図あるし、バス停もわかってるから重たいガイドブックは置いていこう」ということで、ガイドブックをおいていきました。これがトンデモなことのそもそもの始まり。初めて着いた都市、しかも初めて街中&郊外にでるのに、どうしてガイドブックを持って出なかったのか、今でも不思議でなりません(笑)。

その時点ですでに18:00、17:40ぐらいに日が沈む上、この日の天気は曇り時々雪ですでに真っ暗。そんな中、目的の15番(まさに”Parken”というバス停にとまるバス、この路線のみ真ん前まで行く)のバス停を探すべく市内中央の市庁舎広場前のバス乗り場に行ってみたら、なんとParkenに行くバスはそこからではなく、ちょっと離れた広場から出発するという!すでにこの段階で地図がないので「・・・Nytorvってどこ」ということになるわけですが、確かストロイエ(歩行者天国のショッピング街)の終点がそうだったはず!と思い出しててくてくてく・・・。しかしここでまた私は間違いを犯したというか、ストロイエというのは結構長い通りで1kmはあるだろうという通りなんですが、その距離感を間違って、私は目的の広場の手前で道を曲がって違う広場に出てしまいました。それでも前方にはバス停があったので疑うことなく「ここだ!」とバスを待つこと15分。目的の15番のバスがやっと来たので運転手さんに「Parken」と言うと、なんとそのバス停は逆方面行きで、Parken行きは反対側のバス停からと言うではありませんか!このあたりから結構パニックっぽくなってきた私、時間はすでに18:30を回っている、本当に暗い中、反対側のバス停って一体どこに!?とおろおろみわたすと、ナナメ向かいぐらいにバス停が。かくして、やっと正しいパス停には辿りつけたわけです。以下、私の大間違いの図。どうしてこうなるの〜。


ただそこからもまた大変。とりあえず15番のバスに乗り込んで「Parken」と告げたものの、「しまった、何駅目がParkenなのだ!?」とまるで降りる場所がわかってないことに気が付きました。着いたら教えてもらう、みたいな発想もこの時はまだなかったりして。すでに外は真っ暗、ランドマークも全然分からない中(わかったところで地図ないし)、どんどんバスは走っていきます。途中、FCKのユニを来た兄ちゃん達が数人乗って来て「この人達の降りるところで降りればいいのかな」と思いつつも、「万が一、応援に行くわけでもなく普段着でユニを着てる人だったらどうしよう!」みたいな、冷静になれば「そんなバカなことあるかい!」という発想にもなってしまい超おろおろ。かなり不安な気持ちの中で雪の降っている外を見ていたら、目に飛び込んできたスポーツジムっぽい光と、ゲートっぽい雰囲気。「ああっ、ここだ!降りなきゃ!!」と思った瞬間にバスは停車、ユニ来たお兄ちゃんだけではなくて、本当に多くの人と一緒に降りました。・・・これも冷静になればなんてことないことというか、降りる人いないわけないだろ・・・みたいな(笑)。


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