■第25回 8月21日 FCコペンハーゲン vs Viborg 観戦記■

●その2:試合開始まで●

さて、メインのはじっこの当日券用のゲート前に着いた時間は2時間前の3時半。開門は一時間半前だったっけということで、ショップを見たりうろうろして4時を待ちましたが、チケットを持ってる人のゲートは4時きっかりに開いたのに、当日券用のゲートは一向にひらく様子がありません。冬はどうだったっけな・・・と思い出そうとしても、冬はいろいろあってスタジアム着がすでに試合開始50分前だったので参考にならず。「まあそれなら最悪50分前には開くだろうし、あの時もそれで中に入ってからFCKの選手は出てきたので問題はあるまい」ということで待つこと20分ぐらい。やっとこさゲートが開いたので、冬同様に簡単なボディチェックと荷物チェックをした後、120kr(x18円とすると2000円ぐらい、安い!)スタジアムの中へ。今回は2階席なので、えらいこと急な階段をめいっぱいのぼらされました、写真とっておけばよかったかも。

なにはともあれ席を確保しなくては、と二階席中段の一番はじっこに出てピッチを見る・・・と、思ったよりも全然近い、というかめちゃくちゃ見やすそう。さて、当日券の席は一番はじのA1ブロック・・・と思っていたら、一緒に当日券であがってきた人もどんどん中央よりの席の方まで移動していきます。「えええ?いいの?」と思いながら私も後をついていきました。

「どこまでいっていいんだ?」と進んだ先は、2階席の前から8段目ぐらい、中央のラインからは15席分ぐらいだけ左よりという絶好の位置でした。2階席の本当の中央部分はシーズンチケットを持ってる人の席になってるので、そこにはさすがに入れません。後で隣の人のチケットをちろっと盗み見したところ、そのチケットにはゲート番号が書かれてるだけで、席の指定どころかブロックの指定も一切ありませんでした。つまり、どうやら以下のようなレギュレーションになっているのだと思います。

1:SASリーグは基本的にシーズンチケット席以外は入場ゲートだけ指定の自由席

2:チケットもっている人は当日券の人より先に入れる。
  (=いい席をとりたければチケット取って早めに行けばいい)

3:当日券の人もチケットを持ってる人と同じブロックに入れる。
  ただしチケットを持っている人よりも20分程度入場が遅れる。

シーズンチケット席の側にだけチケットチェックの人がいて、無断で座っていると追い払われるようでしたが、それ以外はまったく自由です。これってざっぱなシステムに見えますが、実に合理的といえば合理的。自由席ゆえに半券がなくてもOK、指定席ではないので前の方のいい席がぽこっとあくこともなく埋まっていくし、席案内のための人件費もかからない。「本当にいい席で見たい場合にはかなり前から並ばないといけないのでは?」と思われそうですが、Parkenはほんとどこからでも見やすいので、今回程度の2万ぐらいの観客の入りの時にはそこまでいい席を早めに確保する必要もないような気もします。まあでもおそらくBrondbyとのダービーの時だけは全然レギュレーションが違うのかもしれませんが。そしてParken2階席といえば、昨年11月にお客さんが転落事故を起こしたことが記憶に新しいのですが、上の写真で見るとおわかりのように、結構フェンスはしっかりしてるので、よっぽど興奮して乗りだしちゃったんだろうなあとしみじみ。

などとひとしきり感心しているうちに時間が経過、FCKの選手が出てくる時間になりました。最初は個々でアップ、走る人もいればボールを軽く扱う人、ストレッチする人もいる。そんな状況は以下のとおりです。これじゃ誰が誰やら(笑)。




そんなアップが終わるとピッチを縦につかったランニングがあるのは、どこのクラブも一緒なんでしょうね。クリックすると倍のサイズの写真が出るので、番号で誰が誰かわかるかも。なんて、一般的は日本人じゃ少々サッカー詳しくてもFCKの選手見る場合、番号わかっても誰かわからないし、名前わかっても「ダレ?」になってしまういますよね。とりあえずスウェ代表的には、左から3番目がトビーで一番右がアルベックです。




こちらはいわゆる5対5の練習中、影の長さが「夕方だなー」という感じですね。中央でこちらを向いているのがアルベックだと思います。トビーは写真外にいます(笑)。



さて、そんなこんなで選手が練習しているうちに、スタジアムの方ではスタメン紹介が行われます。これぐらいの時間になるといわゆるサポ席のバックスタンドの方にはかなりの人が入っています。ううん、Royal Leagueをバックスタンドで見たのは何か間違っていたような気が今更します。

そしてこれぐらいの時間になると選手紹介が始まります。 Allsvenskanではざざっと名前が羅列されるだけなのですが(今までみたチームはみんなそうだった)、FCKの場合には一覧の前に一人一人の映像がビジョンに写されて、アナウンスとサポさんのコールが交互に行われます。ドイツなんかではおなじみの方式なので、やっぱりデンマークは大陸よりなのかなというのを感じる一瞬でもあります。


ということで、選手紹介の時の画像を撮ってみました。バックのサポ席の右側のある柱にビジョンが設置されています。そう考えるとParken、結構EUROで見てみたベッサのスタジアムに似てるかも。選手コールのやり方は前も書いたような気がしますがトビーの場合を例にとれば、アナウンスが「tobias−−−−」とタメをつくって名前をよぶと、サポさんがそれに答えて「Linderoth!」と姓の方を叫ぶわけです。RLの時と違ってサポさんが沢山いるので、このコールはかなりの迫力がありますね、結構これ好きかも(Allvenskanでもやってほしい、ストックホルム方面とかだとやってるのかしら?)。

ところで下の画像、6番トビー、11番アルベック(いい笑顔だ、というかトビーも笑えばいいのにー)はわかるとして15番のベルグドルモ選手はなぜに?というと、私のサイトを見てくださってる方に彼を見守ってる方がいらっしゃるのを知ってたので、パチリと撮ってきました。FCKはいかんせん日本からでは追いかけづらいクラブなので、私がフォローできる範囲はフォローしたいなあと。彼はノルウェー代表のDFさん、彼のいる左サイドの方の守りはFCKは問題ありません(もう片方の右サイドは・・・このへんのことは試合の話の中で書きます(笑))。


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