ホームページ開設二周年＆十万アクセス突破記念作品です。
実は昨年秋頃から構想を練っていて、今年の八月の終わり頃から書き始めました。九月末には完成させる予定だったんですが、いろいろと忙しくなってしまい、一ヶ月遅れの完成となってしまいました。
いやしかし、しばらくぶりに集中して長編を書きましたわ……。短期間のうちに仕上げたのは、「悠久の想い人」以来ですね。
今回、うさぎちゃんのクローンが出てくるわけですが、やはりそのクローンの扱いをどうするかで悩みました。仲間たちをただただ混乱させるだけのクローンでは面白くないと考え、本人と全く同じ扱いで書き進めることにしました。例えクローンでも、中身はうさぎちゃん。だったら、うさぎちゃんらしくないことはさせるべきではない。そう考えました。
オリジナルのうさぎを守るため、ちびムーンが登場するわけですが、クローンは決してちびムーンを殺そうとはしません。口では「殺す」などと言いますが、その前に「そこをどきなさい」と言う。うさぎの心があるからこそ、ちびムーンが傷付くのを恐れたのです。
そう言った「うさぎらしさ」を最後まで失わずに、クローンはその短い生涯を閉じます。
かなり可愛そうな結末になってしまいましたので、うさぎちゃんファンに怒られそうですねぇ……（汗）
あと、はるかとみちるのファンの皆様、申し訳ありません！ このお話にふたりが出てこなくて。わたしの設定では、ふたりは海外に行ってることになっているので、その設定を崩したくなかったんです。
うさぎちゃんのクローンが出てくるお話は、ここで一端終了しますが、最後に亜美が言ったように、戦いは終わってはいません。うさぎちゃんのクローンを作った真の敵が残っています。
それはまた、もうひとつのお話として書き上げるつもりでいます。予告した通り、来年の冬に同人誌上で。今度は、はるみちも出るかも……。
←なんか、こんなキャラが出るらしいよ？（笑）
