起きてる者はいないのか!/猫のホテル

観劇日 2003.1.4 19:30 補助席10番 東京・下北沢スズナリ

今年もなぜか猫のホテル観劇から始まるという奇跡的な形
新春座長祭りというのもあったのですがさすがに三が日だったので断念




あらすじ

中東のパレスチナにおいてアラブ主義を掲げる団体の委員長(千葉雅子さん)はイスラエルの諜報機関モサドに追われる人物
イスラエルに対してのテロ計画を立てるにあたり仲間よりの連絡を待っている
ところがその電話を待っている家の電源がいい加減で懐中電灯などがつかない
最初は電源が原因と思っていたのであるが,電話線がばっさり切られていたことから団体の解散を宣言する

古代ローマ帝国の時代,イエス(加藤啓さん)は弟子たちを従え,神殿に向かっていた
途中さまざまな人々に出会うであるが・・・




映画『シーザス・クライスト=スーパースター』のもじりであるというのはわかりますが,その映画or舞台を観ていない人にはもじった部分がわからないので必要以上に理解できないと思う作品
私は偶然劇団四季で舞台版を観ていたので,いい意味で違和感があって面白かった
猫のホテルの作品という視点で見ると前の作品との比較になるのですが,毒という点ではパレスチナ・アラブ・キリスト教をネタにしており,結構恐い(笑)
歌謡ショーみたいで笑える
こんなに原作をおちょくっているのもないんじゃないかなあ
観ていて少し心配なくらい…
シュールに笑うという意味ではお勧めなので観に行ってくださいませ
唯一役者さん依存のコーナーがあり,それがアクセントになっていてそれ自体でも笑えると思う(2004.1.5記)

お勧め度・・・元ネタを知っていればもっと面白いと思うのですが,お客を選んでしまった作品なので☆☆☆