-ローラウ/生誕の地-

 オーストリアの首都ウィーンから車で東に向かって小一時間、ハンガリーとの国境にほぼ近いこの土地にハイドンの生家があるローラウと言う村があります。細い街道に面したこの村は車5分で走り抜けられるほど現在でもこぢんまりとした村で、村の中で唯一わらぶき屋根をのこした家がハイドンの生家(現在は博物館)になっています。典型的な普通の田舎の農家といえるこの生家。この家から大作曲家の兄弟が生み出されたとは(弟のミヒャエルも当時ザルツブルグなどで活躍した大作曲家)信じられない雰囲気です。

でも中に日本語の解説書が有ったのにはびっくり!村に向かう田舎道には角角にホイリゲ(農家を利用した造り酒屋)の看板が立ち並び、オーストリアの典型的な田園地帯となっています。

「おお!この寂れた農家に偉大な才能がやどった」ルードイッヒ・ヴァン・ベートーヴェン

 

右写真は、村の中心にあるハイドン像

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