緊急告知 2003/06/16(月)

突然ですが、韓国映画出演の可能性出てきました。

――いや、単なるエキストラなんですが。
昨夜突然ヌナから電話をもらい、


30代の日本人男性を探しているらしいけど
でてみない?


と軽くお声をかけて頂きました。
ロケ地は全南のナモンだそうで
明後日がカミさんのお父さんの命日だったので
どちらにせよ全北には行く予定だった身。

なによりこんな

おいしいネタ
逃すはずがありません。


即OKいたしまして、これから出発いたします。


現在撮影中の映画のラストシーンで
喧嘩別れしたカップルが再会
ハッピーエンドを迎えるシーンに居合わせた
日本人観光客の一人らしいので
カットされる可能性も大。



――ま、なんにせよ
韓国映画の撮影現場を生で見れるわけですから
いずれレポートにしてご報告いたします。





私の場合、なにより30代に見えるかどうか、キャスティングの時点で問題ですが...

韓国映画の舞台裏 2003/06/19(木)

昨日帰ってきました。
映画撮影のほうは17日(火)の1日で終わったのですが
18日がカミさんのお父さんの命日だったので
そのままカミさんの実家で1泊してきました。

1月ぶりのカミさんとの夜を
兄夫婦の甥っ子に邪魔されてちょっとご機嫌斜めの石橋たたく。です。




何の映画に出演してきたかと言うと...

題名

불어라 봄바람
(吹けよ春風)


監督

장한준
2002年「ライターをつけろ」(日本未公開)

主演

김승우
「ライターをつけろ」他多数で主演
김정은
「家門の栄光」他多数で主演




日本人観光客のエキストラ役としての参加だったわけですが、
現地へ向かう電車の中で台本見てびっくり。

出番が台本の

ラストまでの10ページ


しかも


台詞あります

(誰が言うかはともかく)







まぁ、端的に言ってしまうと

ネタバレになるので読みたい人はマウスで色を反転させて読んでね↓

主役の男女が仲たがいした後久しぶりに再会し
ヨリを戻す場面に


偶然居合わせた日本人観光客


野次馬根性丸出しで応援


すると言うもので、


めでたくハッピーエンドになったところで
最後の台詞をこの日本人観光客の誰かがしみじみと

締めの台詞


日本語

で語って終わります。


――とにかく、クライマックスでたまたま居合わせた、
それまでの物語に全く絡んでいないぽっと出の日本人観光客に
二人のキューピット役をさせ、

しかも締めの、


監督が最も伝えたい
であろう

肝になる台詞


前日かき集めた日本人エキストラに言わせてしまう

あたり

この監督、ある意味

(おとこ)
と呼ぶにふさわしい方かと。








集められた日本人エキストラの面々が
いかに
濃いメンツだったかとか

突然の台本変更に泣いたガイド役の女優さんの


台詞を私らが日本語に訳した
話とか

アドリブがそのまま採用
されたために台詞が生まれてしまった裏話とかは
別ページにコーナーを作りますので後ほど。



こんなレアな現場を紹介してくれたヌナに感謝

映画エキストラの報酬 2003/06/24(火)

小雨混じりの中いつものように昼飯食べに語学院へ出かけると
恒例の記念写真の撮影中。

皆さんから一緒に写ろうとお誘いをいただきまして、
毎日顔出しているから面識ない人も
どこかのクラスの学生だと思ってくれているだろうし

知ってる人で私が便乗して写ってたところで
文句を言う人もいなさそうなので
ちょっと気持ちが動きましたが、ここは自粛。

今期通っていないことを承知の上で手招き下さる先生方に
ちょっと感動した石橋たたく。です。





さて、先週行って来ました韓国映画

『불어라 봄바람』

のエキストラ出演。
本日バイト料を頂きました。

前日集合-当日丸々撮影-深夜解散-延泊

という実質2泊3日のお値段




5万ウォン
(約5000円)
――ていうか、2万5千ウォンに値切られるところでした。




まぁ、交通費宿泊費その間の食事もタダ。

ロケ地の春香伝記念館も無料で見学できましたし
なにより

コアな体験
させていただきましたので満足かと。

主演の二人と絡めて、写真も撮り
夜の打ち上げにも同席させて頂けましたし。
スクリーンで馬鹿っぷりが映し出されることはあまり考えたくないのだが...




日本でも2年ほど東京で
コンサートスタッフの学生アルバイト派遣業をしておりまして
コンサートのたびに登録してくれている学生たちを引き連れて
舞台裏スタッフから会場整理までいろいろしたものです。

当時すでに景気低迷期。
クライアントの財布の紐もきつくなり
早朝から深夜までで日給8000円〜1万円がバイト君の相場でした。


現地集合だったり
撤収作業が深夜まで押して終電をなくしたり
挙句に実質1日拘束されていながら
搬入と搬出のみで昼間は仕事なしだから6千円という仕事もあったのだが

そこは業界の舞台裏に興味のある学生たち。
仕事が楽しいのでバイト料は二の次でOKという
気のいい連中ばかりで助かりました。


かく言う私もバイト君を自宅まで車で送り
帰宅したのが翌朝ってなことも多々ありながら
手取りはやはり日給1万円が関の山でした。


――ま、好きだからそれでも満足なんですけどね。


おかげさまで地方コンサートの
いろいろな裏話を垣間見ることができましたね。



松崎しげるスターにしきの
のコンサートは(持ち歌が少なく)ほぼトークショーだとか

八代亜紀
のサインは運転手をしているマネージャーが代筆しているとか

山本譲二
のマイクチェックはマネージャーが代わりに歌うのだがそれが
めちゃ上手いとか

北島三郎
の車は緑のロールスロイスで
ナンバープレートが・・36(さぶろー)だとか

研なおこ
のディナーショーの舞台裏で鉢合わせした美川健一に
TV同様の目線で見下されたとか

五木ひろし
の親衛隊おばちゃん軍団は過激に見えてマナーはいいとか

内田有紀
はリハーサルではムチャクチャ歌が下手で
本番とのギャップにびびったとか

クラブチッタ
のオーナーは近所づきあいが上手く
過激なファンが近所迷惑をしでかしても大丈夫な関係を作っているとか、


挙げ始めたらキリがありません。

まぁ、同じ段取りの仕事で一番大変だったのは

紅白の衣装を毎回3着は運び込むため
他の歌手よりトレーラーが一台余分な

小林幸子
でしょうか。


なんで

舞台衣装にクレーンを搬入
せなならんのかと汗をかくことひとしきり。


もうずいぶん昔の経験談になってしまったが
この分野だけでもサイトが一つ立ち上がること間違いなしです。


いやぁ、人生って面白いですねぇ。






こんな生活でカミさんと韓国で所帯もっていけるんだろうか...

写真で見る映画エキストラ出演レポート(いつの話だよ!) 2003/07/25(金)
本日新たにイラストを10仕上げ、順調なすべり出だしの模様。

――。

飯、食いっぱぐれ続きですが(泣)


仕事と食事の両立ができない不器用職人、石橋たたく。です。

まだ生きてます。






昨夜映画ロケ(6/19の日記参照)仲間の
ゆーこ嬢からメールを頂き
写真をGetしましたので早速ご紹介したいと思います。

(コーナー作って特集すると言ったくせにここで簡単に済ます気だろうとか言うな!)




■「불어라 봄바람(吹け春の風)」■

秋夕(9月15日前後)公開予定




主演の
キムジョンウンキムスンウ




これが台本



ガイドさんの台詞の一部


赤線のところ、
(以下日本語)って書いてあるでしょ。
ここから先の変更分(数ページ分)を私と
ゆーこ嬢で日本語に訳したのよ(泣)

ガイド役の女優
さん
一生懸命覚えた日本語を間違えないように喋るのに必死で

撮影中もずーっと
私の顔を見ながら
台詞喋ってました(汗)

フツー観光客全体を満遍なく見渡しながら喋るでしょうに..
.


(これがもとで本来台本になかった台詞が生まれてしまったエピソードは後ほど.)





ちなみにガイド役の女優さん、
キムヨンイムのHPはコチラ。カワイイよ。







主演の
キムスンウと日本人エキストラ一同。


主演の
キムジョンウンと日本人エキストラ一同(なぜ私が中央なのかは謎)


春先という設定だったので炎天下の中汗だくになりながら
この微妙な服装で丸1日過ごしました(死)

本来は
40〜50代の日本人観光客という設定だったらしいのだが、
集まったのがこのメンツだったので格好も微妙に...

台本には20人前後の日本人観光客となっていたのだが、
日本人が5人しか集まらなかったので他は韓国人エキストラで穴埋め。
これがまた
いかにも韓国人って顔ぶれで...(いいのか?)





打ち上げの飲み会風景
キムジョンウンチャンハンジュン監督



実は本来この撮影
2日後の最終日にする予定だったのを台風対策で繰上げ撮影したもの。
女優の
キムジョンウン
今日の撮影を持って終了するため
監督から花束贈呈。
そのあとまわりにはやし立てられてキスしてましたね^^;

ちなみに
監督、大の日本好きらしく、松井のTシャツ着てました
(でも中日ファンらしい)




キムスンウのサイン(サービス精神旺盛です)


キムジョンウンのサイン



打ち上げのとき、ガイド役してた
キムヨンイムがちょっと落ち込んでたので

千年之愛の役者が喋る日本語に比べたら無茶上手かったよ」

って言ってあげたら嬉しそうに乾杯してきました。

そもそも韓国人の観光ガイドが完璧な日本語で説明できるわけないし
気にする必要ないんだよね。
(っていうか、千年之愛の日本語はマジひどかった)




裏話はてんこ盛りであるのですが
公開前の映画なので今回はこの辺でとどめておきます。

――いや、写真が尽きたというのも事実だが、

これ以上時間を割くと
今の仕事にマジで響くんで(汗)




なにはともあれ、このちょっとイッちゃってる映画

불어라 봄바람
(吹け春の風)


みんなこぞって見に行くように(←ちょっと涙目)









これをもとにちゃんとコーナー作るからさ....いつか。