■『悲しい恋歌』泣きのサンウ王子 2005/2/21(月)


さて、先日かなりキツめのコメント入れた

■悲しい恋歌■








実のところ、そこそこ見ごたえはあったりします。
特に10・11・12話。は


サンウ王子がヨンジョンフンの恋人となったキムヒソンとの悲劇の再会

いちゃつく二人を目の前に自分の正体を隠しながら涙する

ついにキムヒソンがサンウ王子の正体に気づき抱きしめ合う



とそれまでのスローテンポの鬱憤を晴らすかのような怒涛の流れ。
そういう意味では諦めずに毎回見続けていた人にはたまらない演出だったかも
20%割れではあるが




では何故先日のようなコメントになったかというと

このドラマの見所





サンウ王子の泣き

しかないんです。





本来ならキムヒソンをめぐるサンウ王子とジョンフン君の
愛と友情の三つ巴愛憎劇がメインに来るはずなんですが




ジョンフン君、


存在感が弱過ぎ
なんです



ジョンフン君演じるゴヌという役は
公式サイトの人物設定によると




生まれつきのボス気質でカリスマの化身。
弓道・乗馬・ラグビー等を楽しむスポーツマンで情熱的な感性の持ち主。
不正を見れば黙っていられない正義派で
言葉よりは拳が先に出る多血漢。
財閥の貴公子

ヒェインに会い真の愛に目覚める。
(それまではいろんな女をとっかえひっかえ)
留学の後、事業手腕を発揮して音楽界に頭角を現わし父に認められるようになる。



とありまして、


かなりのカリスマを持ったワイルドなイイ男でなくてはならないのですが、
ソフトキャラのジョンフン君ではその辺が完全に欠落してしまいます。


変ですから。ジョンフン君。

はっきり申しますと彼の関わる全てのエピソードが




親のスネかじりまくりの
ただの道楽息子にしか
見えてきません。




坊や、お遊びが過ぎるよ





ミュージックビデオ版では
革ジャンとサングラスがこれでもかというくらいサマになった
ワイルドなゴヌをスンホン二等兵が好演。


十分サンウ王子の恋のライバルとしての存在感があり、



この際
サンウ王子でなく
スンホン二等兵と
くっついても許せる

ってくらい見事な三角関係の一片を担っていたんですよ。



おそらく当初制作陣が狙っていた
ドラマ最大のポイントは





最終的にキムヒソンが選ぶのは
サンウ王子かスンホン二等兵か

だったんじゃないかと。



それが現在のキャスティングでは
どうしても






いつ、どんなタイミングで
ジョンフン君を捨てて
サンウ王子の元に戻るのか

という視点しか見えてきません。






制作陣も諦め悟ったんでしょうか。


12話では


サンウ王子がジュニョンってわかっていない時点から既に
キムヒソンの愛情レベルが

サンウ王子>ジョンフン君

になってますし、

ジョンフン父と初対面で婚約を反対されたときなんて



あっさり身を引く気
発言してたし。

あれか、目の手術や歌手デビュープロモートの感謝から

義理で婚約
してんじゃないんスかと言いたいくらいに。







まぁ、キムヒソンの叔母


サンウ王子生存の事実をキムヒソンにひた隠しにし
サンウ王子にキムヒソンを諦めてどっか行けと詰め寄るなど

ジョンフン君の財力に
目がくらんだステキな行動
を見せてくれますし





すっかり忘れてましたが


サンウ王子をずっと好きで
キムヒソンにサンウ王子が死んだと嘘をついた張本人

ファジョン

が今度は
サンウ王子を苦しめてきたチンピラをつれてくる

など

疫病神っぷりは健在
ですし







とりあえず今後も二人の仲を阻む障害は
盛りだくさんのようです。








ということで

建物の影から
キムヒソンを見つめて涙する

巨人の星の明子ねえちゃんのような

サンウ王子が毎回見えると言う点から




サンウ王子ファンには
お奨めのドラマです。








もちろん定番の白いグランドピアノが登場したり
それをスキー場のゲレンデに持ち出して
マイク無しの生歌ゲリラライブやっちゃったり
それが大成功しちゃったりと

往年の
大映ドラマばりの展開
別の意味で見ごたえたっぷりですが。











【注意】


え――別に私はジョンフン君の演技力をとやかく言うつもりはないのですが
もともとスンホン二等兵のために用意された
ゴヌのイメージに合わないジョンフン君がキャスティングされたことには同情を禁じ得ません。
(既に2本の映画で主役を張っているのにね)








ってことで12話の超ダイジェストシーンをどうぞ

ファンが公式サイトに投稿したGIFデータなんですが、
12話全体を網羅しているのにジョンフン君の出番は一コマだけ(哀)


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