ご無沙汰してしまいました。
日本じゃお盆休みだったこの期間
韓国というより私の職場はフル回転でした。
もういつものことだね（泣）


さて8月15日は終戦記念日
韓国では日本支配から解放された

光復節

反日感情が最も高揚する日にもかかわらず
盧武鉉大統領の電波ぶりに
今年はそれどころじゃない雰囲気でしたね。

とりあえず小泉首相の靖国参拝で
ようやくいつもの韓国らしい反応が出ましたが。

それにしても小泉首相の


8月15日を避けても反発があるから今日は適切な日

は名言ですね。

金美齢氏の靖国神社での演説
は日本人として聞くべきものがあります




そんな私がこの15日に読んでいたのが
日本から差し入れとして
わざわざ送っていただいた





紺碧の艦隊全21巻

もし日本が、第二次世界大戦をまったく違った考え方で戦ったら、
世界はどのように変化していっただろう・・・
そんな空想を緻密に検証した、戦史シミュレーションの傑作
韓国じゃまずタブーですね



まぁ、日本の映画

亡国のイージス


を日本の極右映画と勝手に非難しときながら


日本をギャフンと言わせたかったという理由で
韓半島


みたいなのを平気でつくるお国柄ですし
この日に私が何読もうと勝手です。





現実に目を向けますと


なんでも日本が悪いニダとか言っているうちに
北朝鮮は核実験しそうな雰囲気ですし

盧武鉉大統領のおかげで
アメリカ駐屯軍の撤退が現実味を帯びるわ

自慢げに手に入れたF-15Kが墜落事故起こしたときは
機体の欠陥を騒い
アメリカ側に賠償させようとした挙句
実はパイロットがGに耐えられず気絶しただけでしたとか

相次ぐ将兵の銃乱射事件で
‘不適応’二等・一等兵に空砲弾のみ支給【中央日報】
という防衛策に出るなど

これ程兵役に行くのが嫌な
タイミングはありません。




うん。本日のお題を語る上で
韓国民にとって兵役が
どういうものなのか
ご説明しておく必要があるのですよ。




こんなご時世でなかったとしても

若くしていろいろやりたい盛りに2年間も犠牲にして

訓練中の事故で死傷したり
上官からのセクハラで別の意味で傷者になる危険

のあるような韓国軍



義務でなければ誰が
好き好んで行くかと。


除隊した先輩がいくらモー娘。のMV完コピしたとしてもねぇ。




そのため
韓国男子全員に義務付けられた兵役を
ズルして逃れる者に対する怒りは尋常ではありません。

最も有名な例が 当時韓国一のカリスマ歌手だった ユ・スンジュン 兵役に就く直前にアメリカ国籍を取得して 兵役義務免除対象に 直後から 非国民との大バッシングで 韓国追放 婚約者の父親の葬儀に参列するために許された 一時帰国でさえ7割以上の国民が反対するという 肩身の狭いものになりました。 去年も音楽専門チャンネルが ユ・スンジュンの特集を組もうとしたところ 非難が殺到 それを受けて朝鮮日報に そろそろユ・スンジュンをそっとしておこう なんてコラムが出る程。

彼が韓国で活躍している当時
何度かテレビ越しに目にする機会がありましたが
私の目から見ても
韓国を代表する飛びぬけたカリスマの持ち主
であったことは間違いありません。

その彼をしてこのバッシング。




韓国における兵役逃れの代償は
それほど大きかった模様。






そこで本日のお題の主役である
スンホン兵長の場合を考察してみると




プロ野球選手の大量不正兵役免除事件
↓
斡旋していたブローカーから帳簿押収
↓
スンホン兵長の名前ハケーン
↓
私がしますた

という展開。


これを期に
不正に兵役逃れをした者を摘発する動きが本格化し

実刑判決を受ける者も出ましたが

スンホン兵長は公訴時効が過ぎている為刑事処罰は免れることに。

これは裏を返せば
発覚したのが時効前であれば

スンホン兵長も
実刑判決をうける可能性

があったわけですね。
あわや前科者ですよ皆さん



そんな重大事でしたから

いくら韓流スターだからと言って
【悲しい恋歌】撮影終了まで兵役先延ばしにして
なんて要請が通るはずがなかったわけです。



非常に残念





で、2004年の11月16日に入隊したわけですが
それだけで世論が納得する
というものでもなかったりします。






これは私が職場の上司たちと
外食したときの話なのですが

ちょうどある芸能人が入隊するニュースが
TVで報道されているのを見て上司たちが


どうせ芸能人特権で楽な部署に行くだけさ

最前線で苦労する一般人とは別だもんな

と一言ずつ。



芸能人はその知名度から
軍の広報を主な役目とする

国防広報支援団


に配属されることが多く
一般兵からすれば

安全な部署へ配置される
芸能人兵士に対して
あまりいい印象を持っていない

ようなのです。


　

体力勝負のはずの芸能人がなにげに入隊したら
公益勤務に回ってる比率がやけに高かったりしますしね。

ウォンビンが国防広報院の誘いを蹴って 最前線の哨戒任務に就いたことで賞賛を受けた のも、そんな 特別待遇される芸能人に対する先入観（嫉妬）が 背景にあるからなのでしょう。 膝の怪我で途中除隊となりバツ悪そうにしてましたが

そんなわけで
同じ軍隊の中でも楽な部署に行ける芸能人でありながら
不正に兵役逃れをしようとしたスンホン兵長が
国防広報支援団に行かず一兵卒として前線勤務
を選んだのも
禊とするには最低限必要な条件だったのでしょう。

とりあえずこれで

一度は兵役逃れしたけど
とにかく兵役には就いた。
＆
芸能人特権を使わず一兵卒として服務した。

ということを通して
除隊後の芸能人復帰の道を繋ぎ


それを援護射撃するかのような
ソン・スンホン、除隊後に最も活躍が期待される芸能人
日本メディア「ソン・スンホンは韓流スターの最後の大物」
そして
韓国版『神様、もう少しだけ』…ソン・スンホン主演が有力視
ソン・スンホン、11月のファンミーティングにアジア15万人が申し込み
↑公式サイトでは誤報と訂正

といった話題づくりもはじまり
除隊後すぐ復帰のシナリオを
業界側は着々と進めているわけですね。




まぁ彼が停滞し始めた韓流を再興させる
希望の星には違いないので
業界側は全面的にバックアップするでしょうし

全世界のファンも大歓迎です

私の周囲の韓国人も
兵役逃れした過去にこだわっている人は見かけません


となると復帰のタイミングは



本人の気持ち次第かな




トーク番組で
チラリとしか観たことないのですが

その印象からして
スンホン兵長はかなり真面目なタイプかと。



正直、軍隊で共に生活した面子が
みんないい人なら問題ないのですが
もしも兵役逃れを根に持つ人がいて
そのことで彼を責めたりしていたとしたら

そう簡単に芸能界復帰に踏み切れないだろうな〜とか




ぶっちゃけ
本人は自分で納得できるまで
活動は自粛するつもりでいるんだけど
それじゃぁ困るプロダクション側が
さまざまなプロモートを事前に行い
早期復帰を既成事実化させようとしているなんてね。





まぁ、スンホンファンの方には
単純に兵役終えてご苦労様ってことじゃなく

こういった事情を背負って戻って来るということを
心の隅に置いて迎えてあげられたら
もっと彼と深いところで繋がれた気に
なれるんじゃないかなぁと思う次第であります。










あ、そこグダグダ書いたわりに
たいした結論じゃないとか言わない