■スンホン予備役兵長の芸能界復帰と韓国での反応 2006/11/22(水)


今かわら版(BBS)が熱い!
はい。皆さんで盛り上がっていただけると
レス放置しているプレッシャーから解放されて
ちょっと安心してしまっている管理人

石橋たたく。です



追加情報を探して
スンホン兵長の名前で韓国語検索をかけたところ
除隊当時の詳細記事を発見。

日本語版と違って韓国語オリジナル記事は
省略されていないので参考になるかと。



【注意】
本日もスンホン予備役兵長ファンには
耳の痛い内容が含まれて降りますので
ご覚悟を。。。

동시제대 송승헌-장혁의 행보
同時除隊 ソン・スンホン チャン・ヒョクの歩み【スターニュース(11.21)】


 ※記事はかなり意訳してます

 2004年に兵役逃れで物議をかもした後入隊したソン・スンホンとチャン・ヒョクが去る15日そろって除隊した。最前線である第15部隊それぞれ砲兵と歩兵で2年間服務した二人はより成熟した元気な姿だった。彼らは大衆の目を一身に受けるスター。その社会復帰がどういった形で芸能界復帰に繋がるか関心が熱い。

 共にみっともない事件をやらかし同時に軍服務を終えた両者だが、その行動は対照的だ。ソン・スンホンが積極的に意見を発してファンに会っていたのに対し、チャン・ヒョクの姿は「潜伏」に近い。その姿は除隊当日の光景から如実に表れていた。

− 中略 − 
500人あまりの海外ファンに迎えられたスンホン兵長は除隊イベントなど事実上芸能活動再開状態
静かに除隊したチャン・ヒョクはその後の音沙汰がほとんどない状態といった内容。


 二人の対照的な行動に、彼らを見る大衆の視線も大きく分かれる。反省して兵役の義務を終えた彼らに寛大な視線を送る人々がいる反面、公訴時効が過ぎていたことからなんの刑事罰もなしに入隊したスターに寄せられる過度な関心に眉をしかめる人もいる。積極的に謝って活発に活動するべきか、静かに身を潜めて最大限露出を避けるべきか。180度違うソン・スンホンとチャン・ヒョクを見つめる大衆の視線はやはり大きいようだ。

 しかしソ
ン・スンホンの本音をよく見れば除隊後大衆に晒した外振りとは差がある。年末まで静かに耶居して次期作を選びたいところだが、ファンミーティングや展示会など状況が許さなかったこと。また自分を取り囲む言論の指摘報道がとても負担になるというのだ。

 二人の方式は違うからといって過ちを悔やんでやり直そうという心にも差があるというのだろうか。過去は忘れて捨てようとしても消えることはない。それは生涯ついて回るだろうことを二人が分からないはずがない。ソン・スンホンとチャン・ヒョクはいつになろうと芸能界復帰を念頭においている演技者、大衆と呼吸するエンターティナーだ。帰ってきた二人を暖かく迎え入れるのか、あるいは断固拒絶するのか、決定はファンと大衆の手の内にある。

この記者もこの一連のド派手な除隊イベントは
スンホン予備役兵長の意図するところでない
と見ているようですね。






一方、芸能人にとって
活動途中での兵役によるリスクが
どのようなものか

というのが垣間見える記事がコレ↓

연예인 군입대의 득과 실
芸能人軍入隊の得と実【マイデイリー(11.21)】


 ※記事はかなり意訳してます


2004年以前、軍入隊は人気に致命的と認識
最近はイメージ改善に精神的成熟の助け。第二の全盛期の機会として活用

 2004年11月に入隊して去る15日除隊したソン・スンホン、チャン・ヒョクをはじめ去年入隊した多くの男性芸能人たちが来年の除隊を控えている。

 兵役は得と実を計算することができない神聖な国家の義務だ。しかし芸能人と運動選手、プロ囲碁棋士、プロゲーマーなど、いくつかの特殊な職業の従事者たちは兵役が人生全体に及ぼす影響が非常に大きいのが現実だ。積み上げてきた人気やキャリアを捨てなければならず、兵役期間のブランクを除隊後に取り戻せるだろうかという不安感もある。

 最近まで男性芸能人たちの軍入隊は致命的な障害だった。1990年代再興の若手スターの一人だったグ・ボンスンは1997年の服務以後、入隊以前の人気を取り戻す為に多くの努力をしなければならなかった。「入営列車の中で」の歌手キム・ミンウも除隊後は大きな注目を引くことができずに引退した。

 チャ・インピョ、イ・フィジェなどを除き現役で服務後に入隊以前の人気を回復した者を探すのは難しいくらいだった。それ以前に
様々な事由で入隊する男性芸能人の数自体が非常に少なかった。20-30代の男性俳優の中で28%が兵役免除判定を受けるほどだった。免除理由も聞いたこともないような精神病からよく聞く腰痛(椎間板ヘルニア)まで様々だ。

 2004年以降国防省の身体検査基準強化で免除及び補充役(公益勤務要員)判定が急速に減りソン・スンホン、チャン・ヒョク、ウォン・ビン、ムン・ヒジュン、ユン・ゲサン、チソン、ホン・ギョンイン、ヨン・ジョンフン、ソ・ジソプなど最高級スターたちが続々と入隊した。

 20代後半の男性俳優を入隊させたある業界関係者は「
入隊を遅らせればアンチが増えてあらゆる誤解を受けるようになる。運動中に怪我をして治療を受けたりすると『軍隊免除を画策している』などと騒がれる」と「ある程度人気がある時期に堂々と兵役を終えて熱心に活動を再開するのが最善だ」と説明した。

<一旦ここまで記事前半>

ここまでの記事からすると
要するにコレまでは

どんなに人気のあった芸能人でも
兵役で2年間抜けている間に過去の人になってしまい
芸能界に復帰するのは至難の業だったため

あらゆる手段を講じて兵役免除の方法を探っていた
で、実際に免除されてきた

ということですね。




それが2004年のスンホン予備役兵長を含む
スポーツ選手大量兵役逃れ事件を機に
兵役検査が強化され

他の芸能人たちが慌てて
自分はズルせず堂々と兵役に就きます
宣言して

昨年の芸能人入隊ラッシュに繋がった
ってことですね。



韓国芸能界における兵役逃れ問題
ぶっちゃけスンホン予備役兵長は
氷山の一角
でしかないことは間違いないでしょう



そして兵役逃れの実情を表面化させる
きっかけとなった当事者ゆえに

兵役逃れの象徴

のようにレッテルを貼られてしまったわけですね。
まさにスケープゴート

<→記事後半>

 男性俳優は国防省が軍隊の広報に芸能兵を積極的に活用しており、芸能活動を軍隊でも続けることができる強みがある。ユン・ゲサン、チソン、ホン・ギョンイン、ムン・ヒジュンなどが近頃では芸能兵で活動している。

 兵役はまた俳優たち自身の精神的成熟を促し多様な経験を積むことから演技の面でも大きな手助けとなる。

 15日揃って除隊したソン・スンホンとチャン・ヒョクは共に「精神的に多く成長した。演技に対する大切さを強く感じた」と強調した。

 ソン・スンホンは2年間の兵役の間にかえって海外では人気が上昇しトップクラスの位置にいる。

 しかしまだ大きな注目を浴びることのない俳優たちは芸能兵士として活動する機会も少なく入・除隊しても関心を引くことができないのが実情だ。むしろ早くスターダムにのし上がった後に入隊したいと焦る思いもあるだろう。

 映画『許されざる者』、『時間』などに出演して次世代俳優として注目されているハ・ジョンウは「続けて演技をするために学生時代に兵役を済ませた。今までもしも兵役にいっていなかったら大きな負担になっていだだろう」と明らかにした。

 ある業界関係者は「
クォン・サンウ、リュ・ボンスなど多くの俳優たちがまだ注目される前に兵役を終えた。兵役を通していっそう成熟した姿で除隊し、再び頂点を目指す方法をオススメしたい」と説明した。


どうせ兵役に行かなきゃならないのだから


芸能兵として露出し続けることで
過去の人にならないようにする

or
軍隊生活を通してレベルアップしたとアピール
or
売り出す前に兵役を済ます


かして生き残りを目指すしかない
ということらしい。



ちなみに
朝鮮日報Web日本語版
こんな記事が出てましたが

クリスマスを一緒に過ごしたい男性スターは?

 もうすぐ12月。どこからかキャロルが聴こえてきそうな雰囲気が漂い始めた。ムード満点のクリスマス、あなたはどのスターと一緒に過ごしたいだろうか?

 スポーツ朝鮮がホームページ(http://www.sportschosun.com)を通じて今月12日から19日まで「クリスマスを一緒に過ごしたい男性スターは?」というテーマでアンケート調査を実施した結果、
クォン・サンウが41.2%という圧倒的な支持を得て1位に輝いた。最近の相次ぐスキャンダルにも関わらず、変わらぬ人気を立証したことになる。最近、公的な場所にほとんど姿を現していなかったクォン・サンウは、今回のアンケート調査の結果により、カムバックの見通しも明るくなっている。(以下省略)

まぁこれ自体は女性票メインなので
あまり参考になるとは言えませんが

売り出す前に兵役を済ませているサンウ王子は
案外と韓国の男性の間で好感度が高い模様。




所属部隊での面倒見のよさとかの
美談も伝えられていることも好材料のようです。




それならスンホン予備役兵長だって
所属部隊での評判は良かったじゃん
と言いたいところですが


無名時代に兵役を済ませて
のし上がってきたサンウ王子


兵役逃れしてバレて兵役に行った
スンホン予備役兵長
とでは


服務中の素行が同じでも
比較する対象になれません





ぶっちゃけ韓国人には

第一印象ですべてが決まる

最初が好印象なら
後からいくらボロが出ても評価が甘い
最初が悪印象なら
何をやっても非難の対象になる

(例:日本とか)

という傾向が強いので仕方ないですかね。




また、今回の除隊祭りに関しても



兵役逃れ発覚以前からの
スンホン兵長ファンならともかく


兵役逃れ事件で
スンホン兵長を知った人は


兵役逃れした人
というイメージで占められており



コレだけしょっちゅう
メディアに取り上げられ
チヤホヤされている姿を見せ付けられると
かえって気分が悪くなるのは仕方ないこと。




コレは男性に限らず
兵役と直接関係の薄い女性ファンとて
男兄弟や恋人がいれば

兵役によって人生を大きく左右され
葛藤している姿を身近に見ているので
他人事では済まされません。






ということで最後に
事件を起こした芸能人の復帰に関する
韓国ネチズンの反応を下記の記事で紹介

‘사회적 물의’연예인 잇따라 컴백… 판단은 결국 시청자 몫?
‘社会的物議’芸能人相次いでカムバック… 判断は結局視聴者次第?【クッキーニュース(11.3)】

 ※記事はかなり意訳してます

 2001年ヒロポン服用疑惑で起訴されたファン・スジョンが5年ぶりに歌手ワックスのMVの撮影(現場を写した)写真を通して姿を現した。兵役逃れに関わったソン・スンホンとチャン・ヒョクは2年間の軍隊生活を終える15日の除隊を控え映画やドラマなどの出演依頼を受けていることが知られた。ソン・スンホンは除隊直後の18日と19日にアジア7カ国のファン5000人余りを相手にファンミーティングをもつ。

 犯罪行為で社会的物議をもたらした芸能人の『カムバック』にはどんな基準が適用されなければならないだろうか?
各種インターネットサイトには彼らのマスコミ復帰に不満を表す書き込みが続いている。

 ネチズン ‘kimmida7’は一ポータルサイト掲示板で「
子供達目にこんな芸能人と彼らの過去の過ちがどう映るか心配になる」と憂慮を表明した。

 アイディー ‘alstldlfrk’は「
一般人は麻薬や賭博で逮捕されれば社会的から葬り去られるが芸能人は簡単に許されるようだ」と言った.

他のネチン ‘130skary13’は 「
ソン・スンホン、チャン・ヒョクは公訴時効で刑事処罰されないで兵役を全うしただけだから反省する時間をもっと持たなければならない」と主張した. 一部では「過ちが全国民に公開されたのに誇らしげにまた出るとは芸能人は何でもアリだな」という皮肉まじりの声も聞こえる。

  一方彼らを励ます意見も少なくない.

‘rlaqhrwlssla’は「
誰でも間違いはするのに過去を反省してまじめな生を生きて行ったらそれを誰があざ笑うか、がんばれ」と言った
‘lord_us’は 「
過程はどうあれ軍務に忠実に服したからもういいじゃん
‘dokkotak’は 「
芸能人にもかかわらず一般兵として訓練を受け大変だったろうにお疲れ様」と書いた。

それなら芸能プロダクション関係者たちは彼らの復帰をどう考えているのだろうか。

 某放送局芸能プロ関係者は「製作者の立場ではその芸能人を出演させて利益になるかを先に考えるだろう」と「視聴者たちが望むのなら出演させることができる」と言った。彼はまた「誰が良くて誰がだめだという基準を決めることは難しいが、極悪非道な犯罪をやらかしたのでなかったのなら
視聴者たちが判断する問題」と付け加えた。

 去年 ‘賭博事件’を起こしたシン・ソンファンが 4ヵ月ぶりにKBS 2TV ‘想像プラス’で活動を再開した時や、犯罪被害者に見られるパク・ジヨンが ‘ビデオ波紋’以後長らくの空白期間を終えて活動を再開する時もこんな騒動が起った。 社会を騒がすトップスターたちがまた姿を現わす時なら間違いなく起る論難は一つの通過儀礼のように同じようだ。

えっと...



ゴメン。

非難する人の書き込み内容に
反論できません。(爆)



逆に擁護している人の言い分は
説得力に欠けます。





この分だと
兵役問題が他人事でない
韓国内のファンが去り
そうでない海外のファンだけが残る

ファンの空洞化現象
が起きそうです。


で、何が一番深刻かっていえば

海外マネーが入ってくるなら
それでも別にいいじゃんって
プロダクションが本気で
考えていそうなところかと。








結局は視聴者が最終判断する問題なので
敵を作らないようにおとなしくしててください(哀願)


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