■MBC【宮S】初回放送後の反響 2007/1/13(土)

相変わらず忙しい毎日に加え
氷点下続き雪が降ると
雪かきが追加オプションとして
ついてくるわが職場

全身筋肉痛の石橋たたく。です。



さて、先日放送されました
MBC【宮S】


日記で触れた
題名使用差し止め訴訟の事なんか
全くなかったかのように
普通に放送されたようですね。

【参照】
今夜放送開始のMBC【宮S】の舞台裏

翌日の朝鮮日報Web日本語版にも
順調な滑り出しとして紹介されていました。

■タイトル使用権論争ドラマ『宮S』初回視聴率15.3%【朝鮮日報 2007.1.11】

 タイトル使用権問題で放映前から話題になっていたMBC水木ドラマ『宮S』が10日、視聴率10台%中盤というまずまずのスタートを切った。

 視聴率調査会社TNSメディアコリアによると、10日に初放映された『宮S』は、全国視聴率で15.3%をマークした。放送局が基準とする首都圏の視聴率は16.1%。AGBニールセンメディアリサーチの調査では全国視聴率14.7%だった。

 同時間帯1位をキープしたSBSドラマ『恋人』の20.8%には及ばなかったが、11.6%にとどまったKBSドラマ『タルジャの春』を抜き、いきなり2位に入ったのは、昨年ヒットした『宮』製作スタッフによる第2弾への視聴者の期待を表している。

 『宮S』は、主演のSE7ENが初めてドラマでの演技に挑戦した作品ということで、視聴者からさまざまな評価が出ているが、
『宮』制作会社がタイトル使用権問題を持ち出し、タイトル使用禁止及び制作禁止仮処分を申請するなど、法廷闘争が続いている。


ようやく日本語版にもこの話題が登場です。
韓国語記事読んでなかったら
え?そんな問題あったの?
って感じですよね。



どうせ日本語版では
韓流のマイナスイメージになるような
ドタバタお家事情なんか紹介されないでしょうから
いつもの如く韓国語版にダイブしてみました。

■‘궁S’, 속편 시험대 하지만 우려 높다
【朝鮮日報 韓国語 2007.1.11】


 シリーズ, 続編, シーズン.... 昨年ドラマ沈滞の兆しが現われたことをうけ、出てきた代案が人気ドラマや関心を呼んだドラマの続編またはシーズン制, シリーズの実施だった。

 一ドラマのシーズン制や続編、シリーズ製作提案の登場は多くの人々の関心を呼んだ。しかしまともな続編製作につながらないのはシーズン制の歴史が古いアメリカドラマのや続編が普遍化になった日本ドラマの製作環境と(韓国の事情が)違うからだ。

 著作権問題から題名問題にのぼるまで多くの論議を呼んだ‘宮S’が 10日顔見せをした。 ‘宮’を製作した製作社との著作権紛争などで
‘宮S’製作陣は‘宮S’が ‘宮’と全然違った作品だと主張するが、大多数の視聴者は ‘宮’ の延長線上すなわち続編として ‘宮S’を眺めている。セットの背景、話の展開状況などで相当部分 ‘宮’を思い浮かぶようにできる要素が多いからだ。

 製作陣の主張と違い一部視聴者の視覚で ‘宮S’を ‘宮’の続編と見る憂慮の書き込みが多かった。続編が登場して成功するためには同じ背景、同じキャラクターだが(宮Sは)前作と全然違った話で勝負をかけなければならない。

 ところが‘宮S’外形的にキャラクターが前作‘宮’と全く違うがストーリー構成は類似する。前作の平凡な女子高生が宮に入って行ってプリンセスになるまでのハプニングとエピソード、その過程で愛を描いたのに対し、(宮Sは)君子の身分で生まれたが成長するまで分からず中華料理屋の出前の仕事をしてて偶然君子の身分が明らかになり宮入りして起る皇帝継勝を巡る権力争いと宮廷生活のハプニング、愛を描いている。主演が女主人公から男主人公に変わったこと以外話の構成は ‘宮’と似たり寄ったりだ。このような使いまわしでは視聴者の関心は引きにくい。

 また続編のような印象を与える為にドラマの題名を ‘宮S’とし、すぐ続編製作のための著作権と版権の不確かな問題処理など、放送が始まった今も ‘宮’製作社と ‘宮S’製作社の法的紛争で少なくない問題を起こしている。続編製作を普通にしようとすれば前編の著作権と版権問題が完璧に処理されなければならない、しかし ‘宮S’はこのような問題を完璧に処理しない状態でドラマ製作に突入して問題を引きずり続けているのだ。

 私たち放送環境で
続編製作が普遍化されるためにはこのようなドラマ内外的な問題が先に解決されなければならない。


とまぁ
もっともらしく論説しておりますが

続編製作が普遍化されるためには
このようなドラマ内外的な問題が
先に解決されなければならない。




って


解決できてないのは
韓国くらいなもんでしょ


【宮】製作スタジオから独立した人間が
勝手に【宮】続編っぽいものつくれば
問題になるのは当然だっつーの。

そもそも続編製作の決定が
昨年3月の時点で明らかになっているのに


【宮】製作スタジオからのクレームが
昨年の11月末になってやっと表面化ってどぉよ



この記者の視点では

【宮S】の製作陣が【宮】の人気にあやかって
同じ路線の二番煎じドラマを作って問題になっている。


みたいな書き方ですが、


もともと続編を作る気
満々でしたからね。


確信犯


そもそも【宮】のヒットを受けて
続編と銘打って出てきた企画

途中から全く別の作品だと言い張って
題名を挿げ替えたとしても
結局Sつけただけで変えなったが
設定がかぶるのは至極当然のこと


プロダクションから独立しないでいれば
【宮】オリジナルキャストで
正当な続編も作れただろうに
余計なことをしてくれたモンです。





中央日報の韓国語記事では
【宮】と【宮S】を比較して
もう少しくわしいコメントが。

■‘궁’과 비교한 ‘궁S’, 우려하긴 아직 이르다
’宮’と比べた’宮S’憂慮するのはまだ早い【中央日報 韓国語 2007.1.11】


‘宮S’が 11日停滞した。

 MBC 水木ドラマ‘宮S’は 11日視聴率調査会社 TNSメディアコリアの集計結果、14.3%の視聴率を記録した。 初回放送の10日に比べて1.0% ポイント下落した数値だ。

 この結果により一部では‘宮S’に対する懐疑的な評価が出ている。期待に値しないというのが‘宮S’に批判的な側の主張だ。

‘宮’と‘宮S’比較、似た形

 ‘宮’は去年上半期最高話題作だ。しかし原作マンガの人気とユン・ウネ、 チュ・ジフン、キム・ジョンフンなどに零れ落ちた関心に比べて視聴率面では大きい苦戦した。

 ‘宮’の2006年1月11日初回視聴率は16.2%(TNSメディアコリア)、2回の時も1回と大同小異な16.0%を記録した。以後‘宮’は当時人気作だったSBSドラマ‘マイガール’に押されて視聴率での苦戦を強いられた。3回で14.3%の視聴率を記録した以後似たような水準で視聴率を維持した。‘マイガール’放送終了が近づいた2月1日には13.7%という最低視聴率を記録したりした。

 確かに‘宮’は‘マイガール’が終わるまでは視聴率面で苦戦した。‘宮’が 20%台の視聴率を得たのは‘マイガール’が終了した2月8日の9回分からだ。‘宮’の9回分視聴率は24%。‘宮’は以後継続的な視聴率上昇勢を見せてもとの場所を取った。

 ‘宮S’の1,2回視聴率推移も‘宮’と似ている。1回15.3%で始まった‘宮S’は2回で下降した。同日最終回だったSBS‘恋人’の余波が大きかったというのが一般的な評価だ。だが‘宮S’は‘宮’よりは見通しが明るい方だ。‘宮’は‘マイガール’と熾烈な競争をしたが、‘宮S’は水木ドラマ1位だった‘恋人’にこれ以上神経を使う必要がない。KBS 2TV‘タルジャの春’との(視聴率)対決では二度とも勝利した。17日に始まるSBS‘外科医ボン・ダルフィ’があるが明らかに‘宮’のときよりは分がいい組み合わせである。

 主人公たちの演技力評も‘宮’と‘宮S’は似た形だ。‘宮’のユン・ウネ、 チュ・ジフンは 1回から‘演技が下手’と言う袋叩きにあった。しかし話が進むにつれ演技力に対する批判が少なくなり、ユン・ウネ、 チュ・ジフンは‘宮’は通じてスターダムにのし上がった。

 ‘宮S’のセブンも同じ反応だ。トップスターセブンに対する期待が高かった分、失望的な意見も少なくなかった。しかし 11日にはセブンの演技力に合格点を与える視聴者たちの声が増えた。1回に比べて眩しく上達したということが彼らの意見だ。セブンとキャラクターの調和も高い点数を受けた。

 物語の展開もやはり内容の差はあるものの物議をかもした。‘宮’は放送初期から「展開がとても遅い」と言う批判を受けていた。延長放送まで決まってその非難は更に激しくなった。‘宮’が大きな話題にも遂に30%台の視聴率を突破することができなかった一番目の理由は退屈な展開だという人は多い。.

 ‘宮S’は反対の状況だ。今度は物語の流れがあまり早く付いて行きにくいと言うのが一部視聴者たちの抗言だ。特に‘宮’に慣れていたマニア階層は‘宮’を思い浮かべて‘宮S’の変わった姿を喜ばない雰囲気だ。しかし早い展開は言葉で劇の楽しさを引き上げてくれていると楽観論を広げる人々も少なくない.

‘宮S’ 判断するにはまだ早い

 ‘宮’はトレンディドラマだ。そんなドラマに史劇みたいな鎮重さ(上品で威厳がある)や短編激の緻密さを願うのは無理がある。俳優の演技力も決して違わない。トレンディドラマに他のジャンルの尺度を突き出しながら判断することは正しくない。

 ロック音楽はロック音楽どおり、アイドル音楽はアイドル音楽だけの存在理由があるように、トレンディドラマはトレンディドラマで眺めなければならない。そんな面でわずか初週が経った‘宮S’を失敗作と判断するのは早すぎる。

 視聴率や視聴者の反応をよく見ればもっとそうだ ‘宮’も幾多の短所を踏んで結局成功的な結果を得た。‘宮’と似ている歩みを経験している‘宮S’も失敗要因よりは成功要因がもっとたくさん内在している。

 ‘宮S’の 2回を見た多くの視聴者たちは関連オンラインを通じて1回よりましな姿を見せたと専ら言っている。利点だけ見ても‘宮S’に対する憂慮は「まだ」だ。


まぁ、【宮S】が【宮】の
二番煎じで終わるかどうかは
これからの話として

どっちの記者も
【宮S】が【宮】製作プロダクションから
独立した一部のスタッフが
勝手に続編を作ろうとした挙句に
今の形態にたどり着いたという背景に
なぜ触れないのでしょうね?


いつも思うんですが
韓国のニュースって
その場の事象だけでコメントしていて
そうなった背景についてあまり触れない。
すごく平面的な考察記事が多い気がします。



まぁその理由に関しても

Y氏との間では何度か分析し合っており
それだけで一つのネタになるわけなんですが
それはまた別の時の話。






どちらにせよ【宮】製作プロダクション側は
強行的に【宮S】の題名のまま放送したMBCに対しても
差し押さえ訴訟を準備しているということですし
このお家騒動はもうしばらく続く模様。

【宮】がこのプロダクションとMBCの共同著作者である以上
両者が対立したことで
【宮】オリジナルメンバーによる続編製作の可能性が
遠のいたような気がして今後も目が離せません。










え、ドラマのレビュー?




そんなのは他のサイトで
見てください(爆)


ちょっただけ観たけどもう疲れ果ててまして...

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