このタイプのオルゴール、動力源はゼンマイです。
ゼンマイなどというもの、いまどきの若い人は見たことも聞いたこともないかもしれませんが、「乾電池+マブチモーター」が普及する以前の玩具や、時計などの動力源としてかつて広く使われていました。(昔昔はクジラの髭が使われたそうですが、さすがにその時代のことは私も知りません)
ゼンマイの正体は、鋼鉄製の長い板バネです。これの一端を軸に巻き付け、他端はカバー(香箱(こうばこ)といいます)にひっかけてあります。
軸に巻ネジをつけてキリキリと回すとバネが軸にぎゅうっと巻き付きます。ぎゅうっと曲げられたバネが元の楽な状態に戻るとき、軸を回すのです。
注意!
バネの切り口は刃物状になっています。触るとけがをすることがあるので十分注意して下さい。
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