高野 善通の 演歌の世界

ここでは、他では聴けない演歌を取り上げております。なお、ここに取り上げた詩、曲の著作権は
高野 善通にありますので、無断引用、無断改編、その他著作権侵害になる行為を固く禁じます。

 

虚塵(きょじん)

作 曲  高野 善通
作 詞  高野 善通
フロム・ヒロシマ
1.落ちる枯葉 しみる空風(からかぜ) 道を吹き抜ける 砂嵐
  見渡す限りの 灰色の空から 冷たい粉雪 舞い降りる
  重く感じる 歩む足音 背負う荷物(にもの)が のしかかる 
  行けど行けども 果てなく続く 荒れ果てた 長い道のりを
  栄華隆盛 極めた日々も 今は白い 想い出に
  朝陽昇れば 必ず沈む 掟(おきて)は何時(なんどき)も変わらず
  おごれる者も 久しからず この世の虚しい塵(ちり)と散る

2.はるか先に 走る流星 たった一時(いちじ)の 光差す
  見渡す限りは 人姿見えぬ 孤独な一路を 進むだけ
  友も失い 銭も失い ここに心も 乾ききり
  行けど行けども 暗闇続く 先見えぬ 遠い道のりを
  誇り気高く 大地に根ざす 木々も今は 枯れ果てて
  花は開けば 必ず落ちる 運命(さだめ)は何時(なんどき)も変わらず
  栄える者も やがて滅ぶ この世の儚い夢と往く(いく)

  栄華隆盛 極めた日々も 今は白い 想い出に
  朝陽昇れば 必ず沈む 掟(おきて)は何時(なんどき)も変わらず
  おごれる者も 久しからず この世の虚しい塵(ちり)と散る

Copyright(C) 2001 Koya

 

 目次へ 作品集へ