〜2001年冬・初春の着物〜(1/3)
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印の付いた写真はクリックするとの拡大画像が表示されます。 Updata 2001/01/11


1月1日(月)

あけましておめでとうございます!

21世紀の幕開け、はてさて今年はどんな年になるのかな?
と思いつつ、毎年お正月の定番ポリの着物で新年を迎えた。
我が家は元旦もいつもの毎日と何も変わりない。
いつもの時間に起きて、いつもの如くコーヒーとパンの朝食。
午後になってようやくお重につめたお節らしき物が食卓にのぼり、
年賀状の整理をしてやっと元旦らしき雰囲気がやってくる。
何ら特別なものはないが、こういうお正月も悪くはないと思っている。

黒地お手玉小紋と市松帯・前 お正月の花 黒地お手玉小紋と市松帯・後



黒地お手玉小紋とクリーム地雪輪に四君子帯 1月2日(火)
昨日と帯を替えて、これまたいつもと変わらぬ日。
夕方になってようやくご近所の知り合いにお年始のご挨拶。

 このポリの着物、汚れたら洗濯機で簡単に洗えるし、
お正月とはいえ水仕事から離れる訳にもいかず、
さりとて木綿やウールでは風情かないぞ!・・・
という時には大変重宝な優れものなのだが、
やはり絹の暖かさにはかなわない点が残念。
今のポリの着物は触れてみない限りは
(私なんぞ触れてみたとて)それとはわからない程なのだが。
「気軽に洗える絹の着物」なんて登場しないものなのだろうか?
と北風に吹かれつつ思うのだった。



グレー無地紬と竹柄羽織 1月3日(水)
四条通りの本屋さんまでふらりと出かける。
それにしてもお正月といっても
着物姿の人は普段と同じくらいしか見かけなかった。
いつもと違うのは、若い女性の振り袖姿を数人見かけたぐらいである。

今日の出で立ちは無地の紬に縞の半幅帯と笹柄の羽織。
(笹って季節があるのだろうか? ま・・・いいか、と羽織ってしまった。)

このグレー地の紬の仕立てをお願いする時、
八掛けの色選びで少々悩んだ。
呉服屋さんのお奨めは同じグレー系もしくはワイン系の色。
どうもイメージがしっくりこなくて「黒にしてみたい」と
モノトーン好みを通してお願いしたが、
自分ではとってもお気に入りの出来上がりとなった。
20年は着られそうなので、
おばあちゃんになったら赤い八掛けでも付けようかしらん。



銘仙と絞り羽織  1月4日(木)
世の中は既にバーゲンの真っ最中。
着物を着ることが多くなってからはほとんど無縁なのだが、
バッグだけは別・・・と、デパートまで出かけた。
バッグはいつも洋服用のカジュアルな物を愛用している。
収納力があって、出し入れしやすく、持っていて楽しければ、
和・洋にこだわる必要もないだろう。
布製の手頃なバッグ(というより、手提げかな)を見つけて、
早々に引き上げた。

今日は白地に赤い縞の銘仙にモスグリーンの無地帯と
黒地に赤と白の絞りの羽織。
写真であわせているバッグが、本日のゲット品である。



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