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2002年12月21日(土)−初日はスキーせずにお買い物
 ふと気付くと、どこかの駅に途中停車するところです。きっとカレーじゃないかと思うんですけど、確認できず。その後もひたすらウトウトしていると、4:46に携帯にテキスト・メッセージが入ってブルブル震えました。「Welcome to SFR.」だって。国際ローミングに切り替わるとテキスト・メッセージが届くのね。でも、ちょっと慌てちゃったじゃないか。

 またまたふと気付くと、どこか途中で停まっています。駅とかではなく、何もないところで。しばらく様子を見ていたんですが、トラブルの気配もなければ動く気配もありません。時間調整か何かでしょうか?そうこうしている内に、列車は動き出し、朝5:00を過ぎた頃になると、片付けを始めたり降りる準備をする人などでザワザワし始めます。ここで車内アナウンスが入り、30分ほど遅れているとのこと。じゃぁ、さっきの停車は時間調整ではなかったんですね。ちなみに、この車内アナウンスですが、イギリス国内にいる時は英語→フランス語の順でしたが、フランスにはいるとフランス語→英語に変わってました。

 Moutiers駅に到着すると、ほとんどの人が降りて行ってしまいました。ここはトロア・バレー(Trois Vallees)など主要スキーエリアの最寄駅みたいです。私のいる3号車に残ったのは私を含めて4人だけ。別に間違えている訳ではないんですけど、ちょっと不安になっちゃいます。Moutiers駅を出ると10〜15分くらいでAime La Plagne駅に到着。「5分しか停まらない」とのアナウンスがありました。Moutiers駅では相当長く停まっていたのに・・・。Aime La Plagne駅では降りる人少ないのかな?3号車に残っていた他の3人も全員ここで降ります。Bourg St.Maurice駅まで行く人っているのかな?

 夜中というか明け方ですが、思ったほど冷え込みは厳しくありません。もちろん寒いですけど。Thomson(ツアー会社)のスタッフを見つけると、バスの場所を教えてくれました。バスの近くで初めてツアー会社のチェックインを受け、「welcom pack」をもらいました。「welcom pack」の中身は特別な物ではなく、ゲレンデマップやオプションの案内などでした。バスの中でリフト券・レンタルスキーの手続きもできるとのことだったので、やっちゃいました。リフト券は14日間で£320.00、レンタルスキーは一番上のPrestigeの13日間で£291.00(スキーが£204.00、ブーツが£87.00、ストック込み)でした。どちらも明日12月22日(日)からにしました。今日は眠いし、買い物しなきゃいけないので。レンタルが最長で13日だったのでリフト券も13日間(£309.00)でも良かったんですが、最終日も滑るとなると14日間必要になるので、14日間にしておきました。最終日に滑るならレンタルしなきゃダメです。ここでもクレジットカードは手数料(handling charge)が2%かかりました。クレジットカードの手数料は何とかならないもんかねぇ。現金社会の日本では請求されたことないぞ!

 そうそう、フランスは右側通行なんですね。イギリスは日本と同じ左側通行なので違和感なかったんですが、右側通行には違和感が・・・。カナダにいたときに慣れたはずなのに。しかも、途中、ラウンド・アバウトみたいな交差点があったんですが、そこをイギリスと逆回りで進入するのはムチャクチャ恐いです。踏ん張っちゃいました。

 ラ・プラーニュは、カナダのウィスラーのようにベースが1ヶ所に集まっているのではなく、数ヶ所に分散しています。バスも順番に回って行くのですが、私が滞在するベル・プラーニュ(BELLE PLAGNE)は標高が一番高いところにあるため、一番最後です。ちなみに、ベル・プラーニュ(BELLE PLAGNE)で標高2,050mあります。一番標高の高いエリアはGLACIER DE BELLECOTSで3,250mとなっています。結局、ホテルに辿り着いたのは、ロンドン(Waterloo駅)を出発してから12時間以上経過していました。部屋を出てからだと14時間じゃん!ユーロスターは楽だけど、トータルで12時間かかるとちょっと疲れる。

 宿泊するホテルは「ELDORADOR」。日本語的には「エルドラド」ですが、発音を聞いていると「エルドラード」みたいです。私の前にアジア人がチェックインしていました。フロントの女性も英語で話しかけていたんですが、そのアジア人(中華系と思われる)はフランス語が話せるようで、フロントの女性と一緒になって笑ってました。フランス在住の華僑なのかな?一方の私は、当然英語です。フランス語なんてさっぱり分かりません。ベル・ボーイはいないみたいなので、自分で荷物を運びます。チップ用の小銭も用意しておいたのに(^_^;)。スーツケース1個なので問題なし。スキーがあったらちょっと大変だったかな。部屋は312Bで、312のドアを入ると312Aと312Bに分かれています。部屋ですが、これが狭い!レジデンスの部屋よりも狭い。部屋に収納スペースがほとんどなく、共有スペースにそれぞれの収納スペースがあるのでそちらに入れなければなりません。バス・トイレは312Aの人と共有です。スキーリゾートにシングルルームは少ないので、文句は言えません。 テレビは17チャネル映るようですが、英語放送はBBC WORLDEURO SPORTCNNの3つだけ。フランス語だけでなく、ドイツ語、イタリア語、スペイン語の放送などもありました。もちろん、見るのは英語放送だけだと思うけどね。電話線はモジュラージャックになっています!ホテルによっては埋め込みになっていたりすることもあるんですが(安いホテルで多い)、ここは抜き差し可能です。これでダイアルアップできそうです!ホテル案内を探すと、これが簡単なものしかない。印刷した物をクリアファイルに入れてあるだけ。フランス語版と英語版、それぞれ2ページのみ。電話料金のことは何も書かれていない。レンタルスキーが10%offになるらしい!そう言うことは早く言ってよ!もう手続きしちゃったよ!ラ・プラーニュに関する冊子があったので読んでみたところ、学生はリフト券が5%offになるとか!だからそう言うことは早く言ってよ!もう手続きしちゃったよ!

 とりあえず、ベル・プラーニュ(BELLE PLAGNE)のビレッジ探索&買い物に出発です。マップはもらったんですが、これがわかりにくい!当然、マップは平面図なんですけど、ビレッジが山間にあるために高低が把握し切れません。おかげで、何度も同じ場所を行ったり来たりしちゃいました。ビレッジ自体はそれほど大きくないです。ラ・プラーニュ(La Plagne)には数ヶ所のビレッジがあることを考えれば、相対的には大きいかも。

 ビレッジの位置関係を把握したところで、ランチ!フランスと言うことで、クロワッサン(Croissant)買って帰りました。これがうまい!ただのクロワッサンなのにうまい!70cと安いし!さすがはフランス、イギリスとは違うようです。

 再度ビレッジに行き、今度は買い物です。グローブ、ゴーグル、帽子、ネック・ウォーマー、インナー、日焼け止めを買わなければなりません。スキー関連のショップが何軒もあり、物色して回りました。通貨単位がポンドではなくユーロなので、何を見ても安く思えてしまいます。が、冷静に計算してみるとそんなことないんですよね。イギリスも早くユーロを採用してくれればいいのに。グローブはお馴染みの「reusch」。Euro75.00と決して安くはなかったですが、革とナイロンの組み合わせで一番フィーリングが良かったので(以前使っていた完全牛革の競技用よりも良いかも)。物によってはEuro125.00のグローブとかっもあったので、妥当かと。安い物はEuro30.00とかあったけど、許せないフィーリングでした。サイズは7.5、reuschではこのサイズが一番合います。ゴーグルはベスト・フィットを見つけられなかったので、(知らないけど)フランスのブランドっぽかった「Julbo」でEuro65.00也。あとで分かったんですが、このゴーグル、内側のフレームに「MADE IN JAPAN」って刻印されてる!なんかアホらしい。その他諸々結構な出費です。

 必要な物は一通りそろえることができましたが、かなり苦戦しました。何にってフランス語に・・・。「ボンジュール(Bonjour)」とか「ボンソワール(Bonsoir)」とか「メルシー(Merci)」って話しかけられると、頭では分かっていても、まったくどうにも対応できません。笑ってごまかす日本人観光客になってます(^_^;)。冗談抜きで英語が通じません!これにはビックリ!観光地&リゾート地では世界共通語じゃなかったのか!ホテルのフロントなどはまだ英語が通じる方です(レベルは私と同じくらい)。買い物して値段とかフランス語で言われてもさっぱり分かりません。実際、店員さんとコミュニケーションできなかったため、量り売りの生ハム&チーズ買えませんでした(>_<)。「one hundred grams」が通じないとは思わなかったです。日本人の英語力を悲観することもなさそうです。

 コンビニ「SPAR」があったので、ビールを買い込みに行こうと思ったら閉まってる!どうも昼と夕方(16:00〜19:30)しか営業していないようです。24時間営業してくれとは言わないけど、一時閉店するメリットってあるのかなぁ?夕方また買い出しに来なきゃ・・・。

 ホテルに戻り、電話料金を聞いてみると英語が通じない(>_<)。壁に掛かる料金表を指さしており、電話っぽい(フランス語なので定かではない)行にEuro0.23ってある。手数料が1回Euro0.23かぁ。So-netの国際ローミング提携先のGRICのアクセスポイントがフランス国内共通番号で提供されているので、それを使えばOK!会社が法人契約しているAT&T GLOBAL PASSPORTの準備もしてきたんですが、必要なさそうです。で、フランスの市内通話料っていくら?とりあえず、やってみようと言うことで、ダイアルアップしてみたんですが、“話し中(Busy)”でつながらない。

 そうこうしている内に16:00になったので買い出しです。ビールは330ml×6本を2ケース買い込みました。KronenbourgとHeineken。イギリスでは見かけない330mlサイズです。

 いよいよディナーです。レストランに行くと、大混雑!「five minutes」と言われて待っていましたが、30分近く待たされました。1人席に使えるような小さなテーブルが少ないので、4人とかの家族に先を越されまくっちゃいました。日本語なら文句も言えるんですけど、英語ではちょっと。 ビールあるか聞いたら、ビールは1階のバーに行って自分で買ってこいとのことでしたが、 なんとワインは飲み放題!なので、赤ワイン頼んでおきました。前菜として生ハムが食べ放題!サボワ(Savoie)地方のサラミみたいなものもあり、こちらも食べ放題!どちらも美味です。正直、これだけで満腹になっちゃいました。が、赤ワインはまだ来ない・・・。完全に忘れられてます。今日のメインはチーズフォンデュ!でも、チーズに癖がありすぎて・・・。デザートはアイスでした。カウンターに行って選ぶようになっていましたが、フランス語の説明がさっぱり分からず見た目で適当に1種類だけ選びました。信じられないことに、他の人はみんな5種類くらい山盛りになってます。そりゃムリです。全般的に食事は美味しかったですよ。と言っても、今日のメニューはほとんど素材勝負なので、真価が分かるのは明日以降です。明日も待たされるんじゃ大変と思い、早く来るのが良いのか、遅く来るのが良いのか、何時頃来るのがベストか聞いたら、20:30頃が良いとのこと。

 部屋に戻り、ダイアルアップ再挑戦!ホテル案内をチェックすると、フロント(reception)で手続きをしなければならないらしい。なんだよそれ!面倒だなぁ。フロントに手続きに行き、ついでに別の人に電話料金のことを聞いてみたら、30秒Euro0.23だそうです。日本円でいくら?とにかく、開通してもらい、問題なくダイアルアップできました!久しぶりにダイアルアップ・・・遅い。

 部屋のセーフティ・ボックスが有料だったので鍵を借りました。1日Euro2.30、1週間Euro15.25でした。もちろん、2週間借りました。これが有料か無料かでホテルの高級感が全然違うんですよね。安いホテルは有料だし、高級ホテルは当然無料だし。どこのホテルでもこのくらい無料にすればいいのになぁ。

3日目(2002年12月22日)へ

Aime La Plagne駅に到着!
今回宿泊するホテルの部屋、狭いです。
電話が壁掛けでヒヤッとしましたが、モジュラージャックが壁に露出していました。
ベル・プラーニュ(Belle Plagne)のビレッジです。
ホテル「ELDORADOR」はスキーイン/スキーアウト可能です。
昼間のビレッジは閑散としています。
テレキャビン(Telecabine)、要するにゴンドラがベル・プラーニュ(Belle Plagne)のビレッジ中央を通過しています。
夜のビレッジは人も多いです。
クリスマスが近いので、それっぽい飾り付けも多いです。
グローブ&ゴーグル&日焼け止めです。このグローブはかなり快適です。ゴーグルはなぜかMADE IN JAPAN。
ビールは欠かせません。
テーブルの上にテレビがあるので、パソコンを置くとほとんどスペースないです。
手前から、電話線、テレビ用アンテナ、電源コンセントです。電源コンセントが一つしかないのは不便です。
海外では手放せないモデムセーバー(上)とアダプター(下)です。アダプターは左下がフランス用、右下がイギリス用です。

3日目(2002年12月22日)へ


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