9.別所温泉・お寺巡り <3>
北向観音の収められている建物です。この観音を中心に、いくつかの寺があります。
北向観音から数分歩くと、安楽寺に着くことができます。
100円を払って(今度は料金所があります)、凍っていて非常に歩きづらい道をゆくとあるのが、国宝、八角三重塔です。
この塔がいつ建てられたのかという説がはっきりしていませんが、唯一残っている八角塔として貴重なものとなっています。
ただ、この寺が北条氏の外護で栄えたことを考えれば鎌倉幕府滅亡から前と考えるのが自然ですが・・・。
なお、右の写真は塔へ向かう道の途中に撮ったもので、椹(さわら)が生い茂っています。
さて、まだこの周辺にはお寺は存在しているのですが、時間の都合で回れたのは以上となりました。別所温泉と言えば、もともとは公衆浴場で栄え、それから旅館が建つようになったものですが、外湯と呼ばれる3軒の公衆浴場が営業されています。別所を訪れたときには、泊まっている旅館の温泉に入るだけではなく、外湯をめぐるのと同時に、「信州の鎌倉」と呼ばれる寺院を巡って歴史に触れてみることをお勧めします。
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