ちょうど有珠山が噴火するかという、まだ群発地震が活発だったある日の朝、用事で室蘭に行ってきました。そのときに列車の中からなど撮影したものを並べるだけになります。
その影響で、東室蘭〜長万部の運転を見合わせ、その区間を経由する「スーパー北斗」「北斗」は小樽を経由させられることになり、札幌〜東室蘭でもその分の臨時特急を何往復かさせていました(その発車案内は車掌日記の4月1日を参照)。この日は、奇しくも室蘭でコンサドーレ札幌の試合がある日で、私が乗った11時ちょうど発の特急「スーパー北斗」10号と同じ時間で走る臨時特急には何人かのサポーターを乗せていました。あとで781系を利用する「コンサドーレ号(後参照)」もありますが。
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この列車には前回の取材(→旅行記7.環状紀行)で乗りましたが、ダイヤそのものは東室蘭まで全く同じなのです。列車は快調に高速で飛ばし、快速「エアポート」でかかる時間より6分ほど早く南千歳に到着しました。ここで新千歳空港からの乗り換え客が乗ってきますが、どうやら指定席を取ってきたらしい人が乗ってきて何やらつぶやいていました。臨時列車扱いなので、グリーン車を除いて自由席で運転されているのです。寝耳に水のような雰囲気でしたが、ちゃんと差額の払い戻しはあります。念のため。
写真の列車は苫小牧駅貨物ターミナルよりも千歳側の端の方に止まっていたキハ22です。かつて北海道内のローカル線で活躍していた車両ですが、現在では運用がなく、資料館などに留置してあるケースもあります。 |
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帰りは「スーパー北斗」7号となるはずの臨時特急に乗って行きました。キハ281系振り子式車両のおかげで、札幌まで1時間15分で結ばれ、非常に便利な場所になってしまいましたね。さて、先日のダイヤ改正を機に、というわけではありませんが、711系の解体が始まっており、苫小牧ではなぜか真っ二つになった列車が置いてありました。そして、苗穂工場には稚内方面への急行に使用されていたキハ400が3両、線路を向いて置かれていました。まるで、新しい列車(現在は「スーパー宗谷」用のキハ261のみ)などを見守りながら余生を送っているかのように・・・。果たして、この車両の行く末を案じながら、札幌に到着しました。 |