基本的に、「同じルートは使わない」としている私ですが、首都圏ではこのようなルートの選択は容易でも、北海道内でこれをやるとなると非常に大変なものがあります。以前、札幌−岩見沢−栗沢−苫小牧−札幌というルートで廻ったことがありますが、事実上これが最も小さいところでしょう(ただし、室蘭本線の本数は非常に少ないです)。そこで、未乗区間の函館本線の長万部−小樽間の乗車を兼ねて出かけてきました。
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札幌から11時ちょうど発の「スーパー北斗」10号の指定席を取って乗車します。この列車は函館を朝一番(7時20分)に発車した1号の折り返しで発車されますが、定刻(10時46分)より3分少々遅れて到着したから大変です。待ち構えていた作業員の方々が乗客が降りるのを待って乗りこみ、清掃を急ピッチで進めました。そして私達が列車に乗りこんだのは発車の5分前。清掃を終えた作業員の方が「お待たせしました。どうぞ。」と言われた瞬間は何とも言えない感激でした。列車の発車前にもこんな大変な作業があるのだな、と感じると・・・。
ということで、列車は3月の改正から寝台特急を除くすべての特急列車が止まるようになった新札幌、もともとどの特急も停車する南千歳・苫小牧と停まって行きます。ここからは私があまり行かないところになります。ここで列車を出迎えるのは、サラブレッド達なのです。競走馬の生産地と言えば日高本線沿いの静内、門別あたりが有名で、ゴールデンウィークには札幌から快速「優駿浪漫」という列車も運行されます(ただし、苫小牧からは普通の列車として毎日運転されています)。しかし、室蘭線沿いには社台があります。このあたりでは多数の馬達に逢うことができます。たまに牛にも逢えますが・・・(笑)。 |