都営12号線が開業してからすでに2年が経過しました。練馬区光が丘を発車して、新宿を経由し、都内をぐるっと環状して都庁前に戻り、またそこから光が丘へ向かう変則的な環状線として計画されたこの路線ですが、工事中に地盤沈下が起こるなど問題もありました。そして、石原都知事が「東京環状線」はおかしいとの一声で有力候補だった愛称「ゆめもぐら」から一転、「大江戸線」という名前がつきました。全面開業はことし12月の予定ですが、4月20日に光が丘−新宿間の先行開業に加え、新宿〜代々木〜国立競技場の2区間が開通しました。そこで、ある日の学校帰りに小田急線で終点新宿まで乗り過ごし、この区間に乗ってきました。だからカメラは離してはいけませんね。(笑)
![]() |
小田急の電車が新宿に到着しました。私は空いている車両を求めて一番後ろの車両に乗り、始めから座ってこれたのですが、問題は新宿に到着してからです。一般に10両編成の列車に乗っていると地上ホームに降ろされ、降車用の6番ホームから降りるわけですが(乗車ホーム5番線側から降りるのは絶対にやめてください。乗る人に迷惑です)、階段が狭く、人の大渋滞を起こしていました。ホームの乗り換え案内がいつのまにか「大江戸線」に替わっているとそのとき初めて気付きました。
で、数分後に南口の改札を通り、奥田民生「マシマロ」のPVでおなじみの京王新線・都営新宿線の改札の近くにある大江戸線の改札口に170円の切符を通し、地下へ深く深くもぐっていきました。しかし、その深さは半端ではなく、階段を3,4階分降りてやっとホームにたどり着きました。余程の理由がない限り、新宿駅から次の都庁前駅へこの電車を利用する人はいないでしょうね。「ゆめもぐら」という名前も理にかなっている、と思うのですが・・・。 さて、ごく久しぶりに乗るこの電車ですが、中は非常に狭く、高さもありません。広告をそのまま下げることができない、と言えば説明はつくでしょうか。電車は代々木駅を出てから急カーブを通り、現在では終点の国立競技場駅に到着しました。 |