VALKYRIE PROFILE

ARRANGE ALBUM

発売:ファーストスマイルエンターテイメント
販売:ポニーキャニオン
値段:2667円
発売日:00.3.1
型番:FSCA 10121

 

読んで字のごとくヴァルキリープロファイルの曲のアレンジバージョン
「プレステの規制された音源から脱した音楽」だかなんだか
そういうのを目指して作曲者自らがアレンジを手掛けた内容 なんだけども
・・・・・・・・
CD-DAが使える今となってはゲーム音楽に音源の規制はもう殆ど無いんと違うか
で 不安を感じながらも聴いたわけだが
「ああ やっぱりね」
そう やっぱりなのである
正直な話 音源の良し悪しはあまり大差が無い いやそりゃ音は違うんだけどね
音源を良くしましたというネタは スーファミ以前のハードに限られるのかもわからん

とはいえ このアレンジアルバム
いくらなんでも音源を良くした「だけ」なんて代物ではない 
そりゃそうだ そんなアレンジアルバム聴いたことが無い
通常のアレンジアルバムよりは少ないものの 全ての曲にアレンジは施されている

で その出来というか 個人的評価は

少し難しいな

いい曲よくない曲の差が激しすぎる
「これはっ!」と思うものもあれば 「・・・・これは・・・」と思うものもある

音源を良くしようというアレンジ=原曲のイメージが強く残るアレンジとなるんだが 
それでもなお 更にアレンジされるってのはどういうことかって
要するに「追加パート」がつけられるわけだ
01 不浄なる地へ
   〜The neverending cycle of reincarnation

02 窮境へのレクイエム〜天空の扉

03 Hopeless Resolution

04 全ては黄昏となりて
   〜繁栄その代償そして序章

05 未確認神闘シンドローム

06 彼の者の名は、恐怖

07 聖なる死への叙事詩

08 奈落の底にある歪曲

09 心の小片

10 To the last drop of my blood
    〜回帰性戦慄カテゴリー

11 Valhalla

12 幸せに、なれますように
原曲のイメージを膨らませた 原曲の延長線上に位置するようなアレンジである
もしくは複数の曲を繋げて ゲームの世界観を表現するようにアレンジする手もある
このアルバムに入ってるのはその2つのどちらか
後者の 曲を繋げるというほうの手段を用いた楽曲は結構良いのが多い
原曲を知らない人には繋ぎ目がわからないんじゃないか というくらいに
2つの曲を1つの曲に仕立て上げられてる
曲の繋ぎ方は非常に良いんだ

これは 追加パート型のアレンジの曲も含んだアルバム全体に言うことであるが
「流れがあまり良くない」という楽曲が結構に多い なんだか無難すぎたり 逆にあまりに不可思議だったり
その最も大きな問題点が
「終わりそうなのに まだ続く」というものだ(対象の曲数は少ないけども)
曲の流れが終わりに向かって 聴き手は終わる気まんまんなのに 曲が何故かまた最初に戻るのである
「・・・あーあ・・」と思わず溜息
時に致命的なまでに曲にダメージを与えるのは笑って見過ごせることでもない
それを吹き飛ばすだけの破壊力の無い曲が 最終的に悪い曲と判断

細かいことは 個々の評価でしていくからそっちを参考のこと

 

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