試 乗 記 録 (特別編) 鉄チャン的夏休み’99
取材期間 1999年8月21日(土),8月25日(水)〜27日(金)
Pege 4
8月27日(金) 最終日
本日は休みの最終日である。長かった休みももう少しで終わってしまうのである。最終日は新潟から出張!?
している「アルファ」号を撮影するために、青梅線に行ってみる事にしてみた。
(左)拝島駅での「アルファ号」 (右)軍畑鉄橋を渡る「アルファ号」 (二俣尾〜軍畑間)
ところで「アルファ」号とは、新潟上沼垂運転所に所属するイベント用の165系電車の事である。もともとは京葉
線で「シャトルマイハマ」として走っていたが、新潟に転配となった際に「アルファ」と改名された電車である。
新潟地区では毎週末に新潟〜水上間を1往復する「ホリデー快速アルプ」号(冬季はスキーライナー上越号と
して運転)の運用を中心に活躍している。 室内は元々「東京ディズニーランド」へのアクセスを目的として造られた
ため、明るくポップなイメージで造られており、特にクハ165−194は側面窓に対し平行にシートが並べられ、流れ
る車窓をシアター感覚で眺められる車両である。
※「スキーライナー上越」号の試乗記は、試乗記録No.001に収録されています。
早速出発する事にしよう。まずは鶴見駅で「奥多摩・秋川フリ
ーきっぷ」を購入し、南武線、青梅線回りで奥多摩へと足を踏み
入れた。このルートは昨年まで運転されていた石灰石輸送路そ
のものである。
普段はオレンジの103系が走る青梅線
(軍畑〜沢井間)
奥多摩地区は丁度イベント期間中で、「アルファ」号の運転がイベントを盛り上げるために、一役かっている
様であった。
なお御嶽駅では、御岳神社の巫女さんが1日駅長を務め、山伏が電車の到着を今や今かと待ち構えていた。
また、夏休み期間中なので親子連れのお客さんが多く、どの駅周辺でも元気な子供達の声が響いていた。
(左)御岳駅前に停車中のボンネットバス (右)奥多摩駅前
一方「アルファ」号は臨時「普通」電車で、もちろん全車自由席とあって人気が高く、室内はもとよりデッキにも乗
客が溢れ出している有様であった。もちろんこちらも、親子連れのお客が多く乗車していた。
また鉄道ファンの出足であるが、当日が最終運転日のためか予想以上
に動員が多かった様に様に思える。
ただ、それでもまだ少ない方だったとも思える。(ただ、軍畑の鉄橋の横は
かなりの動員数だった。)
私もあちこちで「アルファ」号を撮影してみましたが、結局最後は東大宮
まで回送される「アルファ」号を拝島で見送るまで、追いかけていました。
この「アルファ」号も29日に、新潟に帰ってしまいました。
最後にですが、「アルファ」号の出張大変お疲れ様でした。
御岳山をバックに走る
「アルファ号」 (軍畑駅)
エピローグ
世紀末99年の夏休みを、鉄ちゃん流に過ごしてみました。いかがでしたでしょうか。個人的な行動記録のような
物ですが、読んで頂けただけででもうれしく思います。これからも「試乗記録」のコーナーを頑張りますので、よろ
しくお願いいたします。