第二次カノン大戦第二話


<6月20日、午前6時、休戦ラインより約30kmの地点>

「名雪さん起きてくださ〜い!時間ですよ〜!」

取りあえず伍長は名雪を揺すってみた

「うぉ〜地震だぉ〜」

「お願い、起きて」

「くー」

「はぁ〜、美坂曹長殿、どうやれば名雪軍曹が起きますか?」

「・・・・・・ネコかな」

「猫でありますか?」

「そう、頑張ってね♪」

「・・・・・・さすがに居ないと思いますが」

「そうよね、さすがに人里離れたここに居るわけが・・・・・あっ」

「い、居ましたね」

「ミャ〜」

「ねこ〜ねこ〜、ねこさんがいるよ〜」

名雪は起きた、しかも泣きながら猫に向かって駆けだした

「ねこ〜ねこ〜ねこ〜ねこ〜ねこ〜ねこ〜」

「誰でもいいから名雪を止めて〜!」

「ずいぶんにぎやかだねここは」

「准尉!いつからここに?」

「ねこさんがいるよ〜って所から」

「・・・・・・」

「・・・作戦命令を伝えるから、戦車長を集めて」

「了解しました」

「ねこさん〜待って〜」

 

 

 

 

状況:0530時(現地時間)

 敵軍:

   情報によれば、チーム美坂は第五親衛戦車師団の増援部隊である
   戦車大隊の攻撃を受けるものと予想される。
   この攻撃はチーム美坂の作戦地域に指向するであろう。
   なお、敵部隊は強力な砲兵および航空支援を受けているとも予想される。

 自軍:

   この作戦における自軍兵力は貴官の戦車小隊、対戦車小隊、および2個戦闘工兵小隊で編成される。
   また、師団司令部および砲兵ユニットを含む、退却中の第3師団の部隊が当該作戦地域内に存在する

 支援部隊:

   火力支援:以下の砲兵部隊へ支援要請を行うことができる

   MLRSロケット砲

   航空支援:以下の航空部隊へ支援要請を行うことができる

   近接支援航空機(A−10)

任務目標:

   チーム美坂は来襲する敵部隊を撃退せよ。
   第一目標は、味方の損害を最小にしつつ、第3師団の退却を支援し、
   敵の突破攻撃を阻止することである
   当作戦地域におけるコマンドポスト、砲兵、兵站および防空ユニットの保全こそ、作戦の目標であることを心得よ。
   なお、退却中の第3師団ユニットは、チーム美坂の作戦区域を通過して第10師団に合流する
   意図があることを、大隊本部に通告してきた。
   チーム美坂のすべての部隊は、その部隊を誤って攻撃せぬよう注意されたし。

実施要領:

   チーム美坂は以下の統制線に囲まれた区域で作戦を実施する

   左翼および右翼の境界線は統制線105および110とする

   北翼および南翼の境界線は統制線24および29とする

   オーバーレイ及び任務データーはすべてのユニットのIVISにダウンロードされる

   小隊長は最新情報を指揮下の部隊に伝達すべし

管理支援:

 糧食、燃料及び弾薬の補給は、SOP(標準業務準則)に従って実施される

 整備地点の設定および整備作業はSOPに従って実施される

 患者後送等の衛生業務はSOPに従って実施される

指揮および呼出符号:

   この作戦における各部隊の呼出符号は以下のとおり

   大隊司令部:ヴィンタァ

   チーム指揮官:ヤンキー・エンジェル

   戦車小隊:ヤンキー

   対戦車小隊:シュテルン

   戦闘工兵:ショコラ−デ

   戦闘工兵:ム−ト

   MLRSロケット陣地:だんご三兄弟

   近接支援航空機:チャッピー

   第3師団司令部:グリュック

 

「以上、質問は?」

「准尉殿、私が指揮をとるのですか?」

「そうだ、時間がない、急いでくれ」

「いくらなんでも、戦力が足りませんよ」

「主力は前線から手を離せない、すぐ動けるのは予備部隊の君たちのみだ」

「・・・・・・」

その頃、名雪は・・・

「うー、ねこさんが・・・、みんな極悪人だよ・・・・・・」

 

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中途半端な終わりかた・・・

地図書かなくちゃ

 

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